韓国:「バスの上から消火器を投げた」 | |||||||
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「バスの上から消火器を投げた」[インタビュー]キャンドルデモで負傷した公務員労組イム・ポクキュン組合員
メディア忠清
www.cmedia.or.kr / 2008年06月12日13時53分
全国公務員労組忠南本部扶余郡支部所属のイム・ポクキュン組合員が72時間リ レーキャンドル集会が開かれたソウルの光化門で6月8日午前2時頃、戦闘警察が 投げた消火器が頭に当たり、六針を縫った。 2004年、政府が公務員労組の労働三権を認めずに特別法を推進したことに対す る全面ストライキに加担して解雇されたという。「李明博政権に怒って、当然 参加しなければと思い、ソウルに向かった」という彼から、当時のソウルの状 況と雰囲気、現在の彼の悩みを聞いた。 自分がまいた消火器で窒息した戦闘警察 「8日午前1時頃、光化門広場に残っていた人々はピクニックのようにあちこち に丸くなって座り、話して討論をしていました。ところが戦闘警察車から騒々 しい声が聞こえたので走って行くと、戦闘警察が車の上で手まねして、市民に 戦闘警察車に上がれと冗談をいいながら唾を吐きました。私も頭にきて、市民 たちも頭にきました。市民がバスに上がろうとすると、戦闘警察は消火器をば らまきました。そして小競合いが始まりました」。 彼はプヨ民主団体連帯の執行委員長で、6日にプヨでのキャンドル集会を終えて 7日の72時間リレー集会に参加するためにソウルにきた。 [出処:全国公務員労組忠南本部] 戦いの中心でイム・ポクキュン組合員は小競合いをしていたところ、戦闘警察 が投げた消火器に頭に当たり、血を流した。ボランティアメ医療班が応急措置 をした後、ペク病院に運ばれた。 「水のボトルと消火器が運ばれ、戦闘警察はバスの上に上がろうとする市民を 盾で殴りました。私が病院応急室に運ばれた時、戦闘警察も運ばれていました が、どんなに消火器を撒いたのか、自分で撒いた消火器で窒息して運ばれてい ました。 同じ応急室にいたKBSのある記者は、1.5Lの水のボトルが腹に当たって運ばれて きたのですが、あけてみるとおしっこでいっぱいの小便瓶だったそうです。当 時の目撃者の話によれば、戦闘警察が戦闘警察車をTの字にして防いで、デモ隊 を包囲していたので、トイレに行けず、ペットボトルに小便をして、その瓶を デモ隊に投げたのだそうです。バスの上に登った市民は戦闘警察の一方にペッ トボトルがずらっと並んでいたそうです」。 「議題拡張」、「民主労総活動に苦しさ感じ」 彼になぜソウルにきて集会に参加したのかと尋ねると、彼は「労組活動をする 人で、この闘争から逃げず市民と共にキャンドルを持たなければと思ったから」 といった。また「前奏曲であるBSE牛肉問題を越えて、さらに大きな問題になる 韓米FTAと社会公共性を破壊する流れに対し、きっぱりと戦うには、今の闘争の 議題を拡張して力を拡張しなければならない」と答えた。 しかし話をしてみると、彼の悩みはさらに深かった。彼が属する民主労総の今 の姿についての悩みを語った。 「民主労総の今の時期の活動に苦しさを感じます。一例として、5月29日の米国 産牛肉長官告示が強行された日は、とても重要な時でした。ところが民主労総 は、記者会見以外に特に実践はありませんでした。そして物流倉庫を封鎖する 闘争も延期され、指針が変わり続けました。こうした姿が私には最善を尽くし て戦っていない民主労総に見えました。 事実、民主労総だけができる実践があるはずです。米国産牛肉問題が国民の健 康権に直結する深刻な問題だと知らせ、正当性を確保するには、口先ではない 実践で見せなければならないのではないでしょうか」。 「負担と誤解、しかし期待感」 もちろん、一般市民と活動家の微妙な境界でも、悩みは多い。6月1日にソウル で彼が見た姿は、指針により広場から民主労総の旗が抜けて残っていた公務員 の旗に「あなた方は出て行かないのか?」と皮肉に尋ねる市民たちだった。反対 に、むしろバスの上で熱心に戦う人々は市民も多かったが、市民は『運動圏は 降りろ』と言ったりもした。 そこで彼が見た姿は、市民と活動家の間の若干の誤解と、市民が活動家に感じ ている負担と期待感だった。 「市民には運動圏に対する負担と誤解がありますが、共に戦ってくれるという 期待感もあります。盾で殴られるのは恐ろしいです。戦ったことのある連中の ほうが、もっとうまく戦えるという期待感なんです。市民と共に戦うには、旗 という形式的な側面ではなく、実質的な行動をして、放水銃で一緒に濡鼠にな らなくてはなりません。ところが私が戦った現場で感じたことは、民主労総が 過激だという誤解を拭ったわけでもなく、原則的に戦う姿を見せたわけでもな い、これでもあれでもない姿だったんですよ」。 最後に彼は「もっと地域で活動したい」と伝えた。「議題を民営化問題、社会 公共性の問題に拡張し、市民に知らせ、米国産牛肉に関する現情勢ではソウル という地域が核心だが、これを拡張する努力をしたい」という。(チョン・ジェウン記者) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2008-06-15 01:51:07 / Last modified on 2008-06-15 01:51:07 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |