韓国:初志一貫、朝鮮、中央、東亜日報... 「キャンドルを消せ」 | |||||||
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初志一貫、朝鮮、中央、東亜日報... 「キャンドルを消せ」「朝鮮、中央、東亜日報に広告を出せば不買運動」ネチズン動きも
チェ・イニ記者
flyhigh@jinbo.net / 2008年06月02日16時41分
キャンドルデモ隊が大統領府近辺まで近付いた5月31日の夜と6月1日の明け方、 三清トンネル近くに集まった参加者の間から、こんなスローガンが出てきた。 「朝鮮、中央、東亜日報は降りてこい」、「記者証を取り出せ」。当時、警官 がデモ隊を防ぐために配置した戦闘警察バスの上に多数の報道機関の記者がこ の状況を取材していたが、これらの記者に向けた叫びだった。 こうしたスローガンが数分間続き、結局戦闘警察バス上の記者が記者証を取り 出して、下に向かって所属を確認させた。幸い(?)ここで明け方までこの状況を 取材していた人には、朝鮮、中央、東亜日報の記者はいなかった。 狂牛病米国産牛肉反対行動をする市民は、路上集会当時、光化門で朝鮮日報と 東亜日報のビルが見えると「朝鮮、中央、東亜日報は明かりを消せ」、「朝鮮、 中央、東亜日報はチラシだ」等のシュプレヒコールをあげて激しい怒りを示し た。これら三つの新聞は、米牛肉輸入に肯定的で、キャンドル集会の「不法」 を浮上させる代表的な新聞だからだ。 5月30日の明け方も、キャンドル集会の途中で東亜ドットコムの記者が怒った市 民に取り囲まれて辱めにあうなど「朝鮮、中央、東亜日報」へのデモ隊の不満 は極に達している。狂牛病国民対策会議は5月28日に記者会見して「朝鮮、中央、 東亜日報の取材を拒否する」と公式に宣言した。 弱まらないキャンドル集会に向かって警察が放水銃と強硬鎮圧を動員し始めた 今、あくどい批判に直面する朝鮮、中央、東亜日報の報道はどうか。 朝鮮、「『大統領退け』スローガンは純粋に見当たらない」 朝鮮日報は2日付の社説「大統領府目前に差し迫ったデモ隊を見て」で「政府が 不法不正を行ったのでもないのに、大統領府目前の道路を不法に占拠して夜通 しデモをするのは行き過ぎ」とし、これまでの立場を固守した。"狂牛病にかか ることを心配するのは人の常だが、これまで米国牛肉を食べて狂牛病にかかっ たことが確認された人は、米国でも韓国でもたった1人もいない」「この明白な 事実も信じなければ対話は不可能だが、そうでなければ狂牛病への不安を表出 するのにも程度がなければならない」という忠告(?)も付け加えた。 また朝鮮日報はこの社説で「今就任してやっと3か月になる大統領に『退け』と いうのも、今の時代に『独裁打倒』を叫ぶのも純粋とは思いにくい」と書いた。 しかし、最後には「警察特攻隊を動員した警察にも問題がある」とし「今回の デモは鎮圧の問題ではなく国民の怒りをいかに落ち着かせるかが何より重要だ」 とも付け加えた。 中央、「5年の結婚、新婚早々離婚するのか」 中央日報は2日付のキム・ジン論説委員のコラム「時々刻々」で「大統領と離婚 するのか」という刺激的なタイトルをつけた。「キャンドルを見ると疑問が浮 かぶ」という文章で始まるコラムで、キム・ジン論説委員は「米国人は30か月 以上の牛肉をあまり使わないのは味のため」とし「(米国人が)固い肉はソーセー ジやハンバーガーにしておいしく食べるので、韓国人もそうしたらどうか」 と書いた。 また「米国のような(OIEBSE(狂牛病)危険統制国2等級の)アルプスの国スイス、 ワインの国チリ、サッカーの国ブラジルから牛肉を輸入しても、これほど多く のキャンドルが灯るだろうか」という疑問と「もし盧武鉉大統領が輸入を決め てもこうして反対したのだろうか」という疑いを示した。「米国産牛肉輸入は 盧武鉉大統領の約束だったし(...)だから政府は交渉を補完し、大統領は謝った のに、なぜキャンドルは消えないのか」が気がかり(?)だ。 キム・ジン論説委員は「最も深いところには、大統領への怒りがある」、「国 民は、無視されたと感じた」と分析しながらも「しかしもういいのではないだ ろうか、今はキャンドルに水を差すときだ、何を望むのか」と尋ねた。合わせ て「国民は大統領と5年分の結婚をした、新婚早々、誤りがあったからと離婚す るだろうか」という比喩を動員し、「政権の誤りは誤りで、米国産牛肉が安全 だという科学的真実は真実だ。政権が憎いからといって、安くておいしい牛肉 を排斥する理由はない。つまりキャンドルを消さなければならない」と結論付 けた。 東亜、「87年6月抗争を思い出す? 妥当ではない」 東亜日報も2日付の社説「キャンドルデモは6月民主抗争ではない」で「キャン ドルデモを87年6月抗争に比喩するのは、民主抗争に参加した学生と市民を 侮辱するようなもの」と強硬な立場を表わした。 東亜日報はこの社説で「李明博政権の牛肉交渉が下手だったことは事実」で、 「米国産牛肉の安全に関する国民の憂慮も理解できる」が、「だとしてもこれ を6月民主抗争と比較するのは妥当でないばかりか純粋性も疑わしい」と書いた。 また東亜日報は、警察の強硬鎮圧に関してやや慎重な態度を示した朝鮮日報と は違い「一部の報道機関とデモ隊は、警察が放水銃も動員したとし、6月民主抗 争当時に全斗煥政権が催涙弾で無差別鎮圧したのと何が違うかと主張するが、 では深夜に景福宮の垣根を越え、大統領府へと進入を試みたデモ隊たちをその ままにして、社会秩序維持を放棄して無政府状態の混乱に駆け上がるまで放置 しろというのか」と警察の肩を持った。 「牛肉キャンドルデモを6月民主抗争に追い込みたい勢力があるなら、国民の健 康を脅かし、政治的目的を達成しようとする集団と疑うほかはない」とし、慢 性的な「疑い」をまた示した。 朝鮮、中央、東亜日報の不買から、朝鮮、中央、東亜日報広告主圧迫運動へ 一方、朝鮮・中央・東亜による連続したこのような報道姿勢に「朝鮮、中央、 東亜日報不買運動」を越え、広告主圧迫の動きも続いている。ネチズンは毎日 三新聞を検討し、1面や全面に広告を出した企業のホームページと広報室の電話 番号リストをダウム・アゴラなどの掲示板にあげ、抗議電話をかけたり広告中 断要請掲示文を載せようと促している。 ネチズンのこうした動きで実際に朝鮮、中央、東亜日報に広告を出していた 3-4社の企業が広告中断の意志を公式に示すなど、拡散の兆しを見せている。朝 鮮日報広告撤回の意思を明らかにしたM製薬のホームページ「顧客の声」掲示板 には、ネチズンの感謝の文が続いている。ネチズンは朝鮮、中央、東亜日報に 引続き広告を出す業者を対象に「不買運動」も辞さないという態度だ。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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