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ILO総長「法外全教組、鋭意注視する」

EI総会で韓国政府に警告...「幸運を祈る」と全教組を応援

ユン・グニョク記者 2015.07.22 17:01

▲21日午後、カナダのオタワ市で開かれたEI総会開幕式でガイ・ライダーILO総裁が祝辞を述べた。[出処:教育希望ユン・グニョク記者]

国連傘下の国際労働機構(ILO)の事務総長が 「全教組に対する法外労組通知を鋭意注視している」と韓国政府に警告した。

EI総会場に現れたILO総長が全教組を心配

ILOのガイ・ライダー書記局長は7月21日午後7時(以下現地時間)頃、 カナダのオタワ市で開かれた国際教員労組総連盟(EI)総会の開幕式直後、 全教組のピョン・ソンホ委員長と会い、このように強調した。

ライダー総長は、ピョン委員長が 「解雇者の組合員加入を理由として韓国政府が法外労組を通知したことに対し、 全教組は最後まで戦うつもりだ」と話すと、「幸運を祈る」と応援した。

続いてライダー総長は 「6月のILO総会でも全教組問題への言及があった」とし 「韓国の憲法裁判所が解雇教師の組合員加入を禁じる法を合憲としたのは、 国際基準に違反する」と強調した。

彼は韓国政府が2013年に全教組に対して「労組ではない」と通知したことだけでなく、 5月の憲法裁判所の決定についても内容を把握していた。

先立ってILOは韓国政府の全教組弾圧について二回にわたり緊急介入をした。 ILOは2013年10月1日「全教組解職者の組合員の権利を認めろ」と書面で緊急介入した。 ILOは雇用労働部長官に送った通知文で 「解職者から労組員になる権利を剥奪する法律条項は、 結社の自由の原則と両立せず、矛盾している」と指摘した。 ILOは同年3月5日にも「全教組の設立取り消しの威嚇をやめ、 解職者の組合員資格を認めない法令を国際基準に合わせて改正しろ」という内容の緊急介入通知文を送った。

1700人の代表団が集まってEI総会、「全教組弾圧」が議論される予定

▲21日午後に開かれたEI総会開幕式でスーザン・ホップグッド会長の開会演説。[出処:教育希望ユン・グニョク記者]

なお、世界172か国の3000万人の教員を代表するEIは、この日午後5時からカナダのオタワ市にあるコンベンションセンターで第7次総会開幕式を開いた。 スーザン・ホップグッド会長が開会演説で 「教育において、無限競争だけを強調する新自由主義教育を終わらるべきだと大声をあげて話さなければならない」と話すと、 参席者はいっせいに手をたたいた。

7月26日まで開かれる今回の総会で、 EIが全教組弾圧に対する公式意見を提示する可能性がある。 今回の総会には各国で1700人の教員団体代表が参加している。 今回のイベントのスローガンは 「質が高い教育のために、すべて団結-より良い世の中のための、より良い教育」だ。

4年ごとに開かれるEI総会はこれから4年間、 世界の教員の教育方針などを決議文を通じて発表してきたが、 全教組弾圧の内容もこの決議文の形式で採択されるかどうかが注目される。

韓国では「政府の法外労組弾圧」を世界に知らせるために、 ピョン・ソンホ委員長とパク・オクチュ首席副委員長、 ファン・ヒョンス国際局長などが全教組代表団として参加した。 EI所属団体の韓国教総からもアン・ヤンオク会長などが参加し、 人格教育についての決議文採択を試みる予定だという。(記事提携=教育希望)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-07-24 07:02:41 / Last modified on 2015-07-24 07:02:41 Copyright: Default

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