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「公務員年金法改正、政府が『就職詐欺』をした形」

7つの公務員労働組合が、『公務員年金法改悪阻止』に共同で対応

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2008年04月18日19時21分

表面化した公務員年金法改正に、7つの公務員労働組合が集まって共同で対応す る。これほど多くの公務員労働組合が集まったのは初めてだ。

今日(4月18日)午前、光化門政府総合庁舎前に公務員労働組合総連盟、法院公務 員労働組合、全国公務員労働組合、全国広域自治体公務員連帯、全国教職員労 働組合、全国機能職公務員労働組合、全国民主公務員労働組合の団体が共同で 記者会見し、「公務員年金法改悪推進中断」を叫んだ。

公務員労働組合総連盟、法院公務員労働組合、全国公務員労働組合、全国広域自治体公務員連帯、全国教職員労働組合、全国機能職公務員労働組合、全国民主公務員労働組合の7団体が共同で記者会見し「公務員年金法改悪推進中断」を叫んだ。

公務員年金法改正、盧武鉉政権に始まり、李明博政権で仕上げ

盧武鉉政権の時期の2006年5月、政府はKDI(韓国開発研究院)に公務員年金改善 方案研究を依頼し、『公務員年金制度発展委員会』を構成したことで始まった 公務員年金法改正は、公務員年金を国民年金の水準に下げるという枠が決まっ ている。公務員年金制度発展委員会は公務員労働組合を除いたまま進められて いて、『密室の議論』という非難を聞いている。

李明博政権になった3月、行政安全部は李明博大統領に業務報告をして年金財政 に対する国家財政負担を理由として、公務員年金を『より多く出してあまり受 け取らない構造』に変えると述べた。結局、現在の年金財政枯渇の危機の責任 を公務員労働者に回したのだ。

しかし公務員労働組合は、年金財政枯渇の責任は政府にあると説明している。 政府が年金基金を株式に投資するなどで放漫に運営し、外国為替危機の98年に 20万人に達する公務員労働者を一度に減員したことが年金財政枯渇の原因だと いう。

特に公務員年金は、退職金と労災保険、雇用保険などが含まれており、国民年 金とは性格自体が違うため、公務員労働者の反発心はさらに強い。こうした公 務員年金法改正は、早ければ5月に立法予告され、8月に開かれる臨時国会か、 定期国会で処理される可能性が高い。

公務員労働組合、「年金改悪密室議論中断」を要求

公務員労働組合総連盟のチェ・ジニョン年金対策委員長は、「公務員年金は政 府が金を払ったのではなく、公務員労働者が払った」とし「公務員労働者が払っ た年金を政府がきちんと管理せずに問題が生じたのに、なぜこれを公務員労働 者に回すのか」と指摘し、「100万公務員労働者の未来と生計がかかった問題」 と声を高めた。

続いて全国教職員労働組合のチョン・ジナ委員長は、「李明博大統領は自分を 大韓民国のCEOと言い、公務員を作男だというが、この作男は奉仕するのではな く服従を要求されていている」とし「労働組合があっても団体交渉権がなく、 一度も賃金交渉ができないのに、年金も密室で改悪しようと公務員労働者を 不道徳で無責任な集団に追い込んでいる」と話した。

記者会見の参加者たちは記者会見文で「政府が使用者として負うべき責任を放 棄して、その被害をそっくり公務員になすりつけようとするのがまさに年金法 改悪の本質」とし「任用時は低い賃金と憲法が保障した基本権の制限を年金で 保全すると約束しておいて、今になって手の平を返すように破棄するのは、 『就職詐欺』そのもの」と怒った。

続いて「政府は公務員の重大な労働条件といえる年金法改正の議論から、当事 者である公務員団体を徹底的に排除してきた」とし「政府は今からでも年金改 悪の一方的な密室議論を中断し、代表性のある公務員団体とともに労政同数で 議論機構を設置し、公務員年金改革の全面的な再議論に突入しろ」と明らかにした。

公務員年金法改正を契機として集まった7つの公務員労働組合は、共同で署名運 動を行い、行政安全部長官との面談も共同で進める計画だ。共同大衆集会もす る予定だ。各労働組合はそれぞれ大衆集会を計画していたりもする。公務員労 働組合総連盟は4月26日、全国民主公務員労働組合は5月3日、全国教職員労働組 合と全国公務員労働組合は民主労総所属公共部門労働者と共同で5月24日、全国 公務員労働組合は6月28日に大規模集会を計画している。

[インタビュー]ソン・ヨンテ全国公務員労働組合委員長

公務員年金法改正状況を短く説明してほしい

公務員年金法はこの60年間、政府が直接運営してきた政府政策だ。そのために 政府が失敗した政策の被害を公務員労働者に転嫁してはいけない。すでに2000 年、公務員労働組合がなかった時、公務員年金法は改悪されていた。当時政府 は基金枯渇の部分を埋めるために基金を用意するといったがこれは守られなかっ た。約束を履行しない欺瞞的な行為を続けているのだ。

ソン・ヨンテ全国公務員労働組合委員長

また、政府が98年、99年、2000年に、公務員労働者20万人を一時に構造調整し た。それで年金が枯渇した。それなのにこの責任がなぜ誠実に源泉徴収されて いる公務員労働者なのか。政府は国民を欺き、公務員を魔女狩りしているのだ。

公務員労働組合が初めてこれほどたくさん集まった理由は

公務員年金は、全国のすべての公務員労働者の希望だ。だから、これは一つの 労働団体の問題ではなく、公務員労働者の声を集めることが重要だ。公務員労 働者の声を代弁するのは公務員労働組合だ。だから年金問題だけは、すべての 公務員労働組合が立場の違いを離れて連帯する。

これからの公務員労組の闘争計画は

共に集まったが、政府が年金法を本当に改悪して押し通したら、本当に公務員 労働者のために闘争できる組織がいくついるのかが心配だ。だから公務員労組 は独自の闘争計画も用意している。ひとまず昨日の中央委員会で50億の闘争基金 用意を決めた。力強く宣言し、必ず年金法改悪を阻止する。

公務員年金法改正を推進している政府に一言

もう国民に公務員を売り、公務員年金法を改悪しようとする陰謀と策動を中断 してほしい。重要なことは、公務員が不正腐敗を清算して公職社会を改革し、 国民から信頼されなければならないということだ。それで公務員年金の真実が 知らされると思う。政府はもう公務員労働者を盾に公務員年金を改悪しようと するな。本当に必要なら公務員労働組合と共に交渉して交渉できる席を用意し なければならない。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-05-05 18:40:04 / Last modified on 2008-05-05 18:40:04 Copyright: Default

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