韓国:労使政、複数労組3年猶予、金銭解決などに合意 | |||||||
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民主労総を除く労使政、「3年猶予」に合意必須共益事業場拡大と 不当解雇の金銭補償も許容 イコンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年09月11日16時42分 11日、韓国労総、労働部、経済人総連が「3年猶予」に合意 結局、民主労総を除いた労働部、韓国労総そして経済人総連が、複数労組禁止 と労組専従賃金支給禁止を「3年猶予」することに合意した。民主労総を除く 労使政は11日の午後1時から労使政府委員会で会議を開き、韓国労総が提案し た「3年猶予」案を最終的に受け入れた。会議には、イサンス労働部長官、イ ヨンドク韓国労総委員長、イスヨン経済人総連会長とチョソンジュン労使政委 委員長が参加した。 韓国労総は去る2日、「まだ労組が専従者の賃金に責任を負えない」として経 済人総連との間で複数労組禁止と労組専任者賃金支給禁止「5年猶予」に合意 したが、政府がこれを受け入れなかったためイヨンドク韓国労総委員長は7日 の緊急産別代表者会議で「無条件の3年猶予案までは受け入れる」と語った。 また、イヨンドク韓国労総委員長は11日に記者会見を行い「明日までに合意で きなければ、政府の一方的な立法強行を阻止するためにハンストに入る」と宣 言していた。 民主労総、「労働権を蹂躙する暴挙」 民主労総を除いた協議の知らせが伝えられたことで、民主労総は3時に労使政 委員会前で緊急記者会見を開き、「民主労総以外の労使政代表者5者だけを集 めた泥棒会議を開いている」とし「労働部が労使政代表者会議の主体である民 主労総に一言もなく労使政府委員会で労使政代表者会議を開いているのは、 1500万労働者を欺き労働権を蹂躙する暴挙だ」と強く批判した。 合意後の4時、労使政府委員会で開かれた記者会見でチョソンジュン労使政委 委員長は合意文を発表した。チョソンジュン労使政委委員長は「今回の合意は 困難な経済的状況で、切迫した心情からなされた」とし「産業現場全般に拡張 されることを望む」と明らかにした。 必須共益事業場の拡大に、代替労働の許容、不当解雇の金銭補償にまで合意 今回の合意には「3年猶予」ばかりでなく、必須共益事業場の拡大と代替労働 の許容、不当解雇時の金銭補償の許容など、労働界が強く反対している事案も 含まれ、今後、葛藤はさらに強まるものと見られる。 必須共益事業場に関しては、職権仲裁を廃止する代わりに必須共益事業に必須 維持業務制を導入し、代替労働を許容することになった。必須共益事業場の範 囲も現行に加え、血液供給、航空、廃水・下手処理、蒸気・温水供給業などに 拡大することにした。また、不当解雇に関しては、労働委員会による不当解雇 の判定があった時には現行の原職復帰原則は維持するものの、労働者が申請す れば職場への復職を命令する代わりに金銭補償も許容することにした。 この合意によって、労働部は今週中にも立法予告を行うものと見られる。民主 労総は8日の記者会見で、民主労総の要求が受容されない形で立法が予告され れば、「無期限のゼネストで対抗する」と明らかにしている。 これについて民主労総は、チョジュノ委員長が米国議会訪問のために出国した 関係で、チョジュノ委員長が入国し次第具体的な計画を用意するものと見られる。 翻訳/文責:安田(ゆ)
労使関係ロードマップ「3年猶予」の合意と、残されたもの[記者の目] 専従者賃金禁止猶予よりさらに恐ろしいこと イコンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年09月11日19時13分 「3年猶予」で「合意」した。 民主労総は「政府が野合案を受け入れるのは、労働者の自主的団結権を踏み躙 るもの」と叫んだものの、11日に民主労総を除いて開かれた労使政代表者会議 で一気に合意された。 複数労組許容猶予... 勝利した人々 これで複数労組禁止の枠組みの中に閉じ込められ、労働組合も作れなかった多 くの労働者は、また3年待たされることになった。97年と2002年に5年ずつ延期 されたことに続くもの。韓国労総は、やはりまた政府と手を握った。イヨンド ク韓国労総委員長は「まだ労組は専従者の賃金に責任を負えない」とし、専従 者賃金支給禁止猶予を死守するために複数労組禁止を条件に、望んでいた成果 を取った。断食闘争まで決意したイヨンドク委員長の勝利だ。 複数労組禁止条項は、ILOが13回にわたり韓国政府に全面許容を勧告するほど 労働者の団結権を侵害する代表的な悪法だった。これに対して全国非正規職労 組連帯会議は「三星の無労組政策、浦項製鉄の20人幽霊労組政策で自由な労働 弾圧を開放する条項」と強く批判した。実際、今回の複数労組禁止条項の猶予 について、三星は両手両足で歓迎したという。労組専従者賃金問題も該当事項 がない三星の立場としては失うもののないゲームだった。 大企業の労組も雰囲気は悪くないものと思われる。あるいはイヨンドク委員長 の言葉が胸深く染み込んだかもしれない。労働運動は亡び、組合員はますます 減るのに、専従者賃金もなくなってしまえば直ちに多くの正規職労組専従者が 生計問題につきあたるからだ。組合員大衆の団結した闘争で専従者を確保する ことを諦めた無数の労組幹部たちは、しばらくため息をついただろう。これに 対して非正規職労組は「5年猶予をもの乞いしても、労組の上層既得権者の権 利だけを守ろうとするのか」と指摘していた。 公共部門労働者の団結権を遮る必須共益事業場拡大と代替労働許容 今回の合意には、必須共益事業場の拡大と代替労働の許容も含まれる。3月に ILOは、既存の必須共益事業目録にも問題があるとし、目録を縮小・修正する ことを『強く勧告』した。しかし韓国政府はこの勧告を履行するどころか必須 共益事業をさらに拡大した。そして代替労働さえ認めた。 代替労働の許容は、勤労基準法で禁止されている事項だ。しかし、公共部門の 労働者に限り、政府は公式に代替労働を認めて、不当労働行為に率先する基礎 を作ったのだ。職権仲裁を廃止するとどうなるのだろうか。公共部門労働者が ストライキをすると、公共機関と政府は労働者との交渉で彼らの要求を聞いて 調停するのではなく、代替労働者を投入し、まるで何もなかったように無視す ればいい。 職権仲裁廃止という見栄えの良い話の中には、今合法的な代替労働投入で労働 者の口をふさぐという、労働者の基本権の団結権を無視するという意味が含ま れている。 不当解雇の判決を受けるのに8年、それでも金を出して終わり? また、不当解雇時の刑事処罰条項を削除し、不当解雇時の金銭補償を認めるこ とにも合意した。「勤労者が要請すれば」という前提を付けたものの、これは 前提になりえないことを誰もが知っている。今でも不当解雇判定を受けるため には生計を放棄して何年も裁判所を転々としなければならない状況だ。先日、 不当解雇判定を受けたキムソクチン現代尾浦造船解雇者の場合、8年3か月とい う時間がかかった。 不当解雇判定を受けるのも難しいが、今では不当解雇判決を受けても勤労者が 要請したという理由で使用側は刑事処罰を避けられるようになり、復職させな くても良い。ただ金で解決すれば良いのだ。 これからが重要だ 重要なことは、これからだ。労働部は合意案を立法予告し、今年注に国会で処 理される展望だ。 問題は、民主労総が八大要求としてかかげている△公務員、教授、教師の労働 三権保障、△非正規労働者労働三権保障、△産別交渉保障と産別協約の制度化、 △複数労組下の自主的交渉保障、△緊急調整制も要件強化、△損賠仮差押さえ および業務妨害罪適用禁止、△雇用安定保障は、今回の労使政代表者会議でき ちんと議論されることもなかった。 これについて民主労総は、今の労使関係ロードマップの議論が「政治的な駆け 引きに転落した」と強く批判した。そして政府が立法を押し切れば「ゼネスト で対抗する」と宣言した。今、残されているのは、改悪案で満ち溢れた労使関 係「後進化」方案の国会処理を防ぐことだ。 全非連のパクテギュ共同議長は記者との電話インタビューで「民主労総が専従 者賃金が禁止されても複数労組全面許容をかけて、労使関係ロードマップの国 会通過を防がなければならない」と述べ、意味深長な話を残した。 「今回の闘争では、表ではイヨンドク韓国労総委員長を批判しながら、裏では 専従賃金禁止の猶予で喜んだのが誰だったのか、明明白白に分かるだろう」 翻訳/文責:安田(ゆ)
民主労総、「密室野合」を糾弾労使政府委員会前、 韓国労総と民主労総の小競合いも イコンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年09月11日19時59分 「民主労総が抜けた密室野合を糾弾」 韓国労総と労働部、経済人総連が労使政府委員会で労使関係ロードマップの合 意事項を明らかにする記者会見を開いていた時刻、民主労総は「民主労総が抜 けた密室野合を糾弾する」として糾弾集会を開いた。この過程で労使政府委員 会に入ろうとする民主労総の組合員と警官の間で激しい衝突があった。 民主労総は「韓国労総と使用者団体が野合したのは、専従者問題に組織の死活 をかけている韓国労総と無労組企業のサムソン、そして御用労組、幽霊労組を 管理している浦項製鉄、SK、LGなどの主要大企業の圧力で、とにかく複数労組 だけは阻止しようとしたことに理由がある」と強く批判した。 チョンヨンゴン事務金融連盟委員長が労使政合意を強力に糾弾している。/イジョンウォン記者 記者会見が開かれた労使政府委員会の21階の前で抗議をしていたチョンヨンゴ ン事務金融連盟委員長以下、民主労総の組合員が連行されることもした。 民主労総を除いて合意され、民主労総は労使政委前で緊急集会を開いた。/イジョンウォン記者 「私を踏んで行け」... 「おまえたちは何か上手くやったのか」 労使政府委員会での記者会見を終えたイヨンドク韓国労総委員長が労使政委員 会から出た瞬間、民主労総と衝突が起きた。警察からイヨンドク委員長に労使 政委の前に民主労総の組合員がいるから正門に出て行かないことを要請してイ ヨンドク委員長を警護したが、イヨンドク委員長は正門に出て行くという意志 を曲げず、民主労総組合員との間で小競合いと悪口が飛び交う状況になった。 イヨンドク韓国労総委員長が建物から出ると民主労総組合員が強く抗議した。イヨンドク韓国労総委員長も「おまえたちは何かきちんとやったことあるのか」と抗議した。/イジョンウォン記者 韓国労総組合員が写真を遮った。/イジョンウォン記者 民主労総の組合員は「私を踏んで行け」とイヨンドク委員長の前に横たわり、 韓国労総の組合員は「民主労総は何かきちんとやったことあるのか」と強く抗 議した。民主労総組合員は汝矣島の韓国労総のビルに行って強く抗議した。 民主労総組合員が「私を踏んで行け」とイヨンドク委員長の前に横になった。/イジョンウォン記者 イジョンウォン記者 イジョンウォン記者 イジョンウォン記者 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2006-09-13 04:18:25 / Last modified on 2006-09-13 04:18:26 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |