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ドイツで5千人がNATO反対デモ...「NATOに平和はない」

NATO、西欧の経済と政治的な利益ための戦争同盟

チョン・ウニ記者 2015.02.08 17:03

ドイツのミュンヘンで北大西洋条約機構(NATO、NATO)安全保障会議が行なわれている中、 2月7日(現地時間)に約5千人が集まって「NATOに平和はない」と反対デモを行った。

集会は、ドイツ平和運動団体平和社会(DFG)、反世界化グループATTAC(Attac)、左翼党など数百団体が連帯した「NATO安全保障会議に反対する行動同盟」が開いた。 NATO安全保障会議は2月6日からイスラム国家(IS)のテロとの戦争、 ロシアと西欧が激しく対立しているウクライナ危機への方針を議論する名目で行なわれている。 しかし反対団体の見方は違う。

[出処:ユンゲヴェルト画面キャプチャー]

「NATO安全保障会議に反対する行動同盟」は声明で 「NATOは最も裕福な西欧資本主義諸国の軍事的手段」であり 「経済と政治的な利益をグローバルに貫徹させるための戦争同盟」と明らかにした。 彼らはNATOが「全人類を威嚇し、世界の富の40%を所有する1%のためのもので、 人間と自然を搾取すると同時に生活の土台を破壊する世界秩序を維持しようとしている」と批判した。 また「新自由主義的資本主義の危機が広がるほど、企業、銀行と軍需産業の利益追求はさらに残忍になっている」とする。

行動同盟は特に「NATOがイラク、アフガニスタンとリビアで失敗し、 今ではロシアを敵対国で復活させ、東ヨーロッパ諸国へのNATO軍事地域拡大、迅速機動隊4000人増強、キエフ軍事支援、ウクライナでのNATO軍訓練とNATOミサイル防御拡大など、 危険な敵対政策を貫徹させている」と指摘した。 NATOはまた「新しい敵軍を作り、軍備増強を正当化し貫徹させている」というのが彼らの見方だ。 また安全保障会議は「NATOの正当性のための効果的な宣伝用イベントでしかない」と見た。

行動同盟はドイツに対しても 「ドイツは『国際社会における責任』という仮面の下で新しい列強政治を主な外交政策にしている」とし 「ファシストが貫徹したキエフ政府への支援も受諾した」と批判した。

「NATOの嘘、掌で雨は避けられない」

ドイツのマスコミによれば、全国から集まった活動家はNATO安全保障会のイベント会場近隣で 「武器で平和は守れない」、「ロシアの悪魔化を止めろ」、「NATOが恐怖を作る」、「NATOの戦争は事業だ」といった文句を掲げてデモ行進を行い、抗議した。 米国との自由貿易協定である汎大西洋貿易投資パートナー協定(TTIP)に反対するプラカードも見られた。 ドイツ政府は3600人の警察を投入してデモを統制した。

集会でオーガナイザーのクラウス・シュレアは「NATOは嘘をついている」とし 「掌で雨は避けられない」とし 「われわれはNATOと軍事政策を正当化する宣伝イベントを拒否する」と宣言した。

この集会の前にはドイツを訪問中のウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領を批判するデモも行われた。 集会にはロシア旗と旧ソ連旗、国際的に認められていないドツネク・ルガンスク人民共和国の旗も見えた。 彼らはウクライナ大統領を「殺人者」、「戦犯」と非難し、東部との対話を要求した。

NATOは毎年2月、ドイツのミュンヘンで安全保障会議を開いてきた。 平和運動団体もそのたびに反対デモを行った。 米国がイラクを侵攻した2003年、デモ隊の数は最高潮に達し、2万人にまで増えた後に現象を続けてきたが、最近また増加している。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-02-08 19:41:01 / Last modified on 2015-02-08 19:41:03 Copyright: Default

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