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米国 全社会運動が団結してTPP反対...「民主主義は商品ではない」

全米の労働社会団体、「不正義な貿易交渉反対、皆のための経済を」

チョン・ウニ記者 2014.05.09 16:11

TPP(環太平洋経済パートナー協定)に対する米国内社会運動の反対も強まっている。 5月7日(現地時間)、ワシントンの米議会の前で米国の労働、環境団体など、 米国全域の社会団体会員数百人が集まってTPPの中断を要求した。

コモン・ドリームズなどによれば、この日、デモ隊はTPP交渉を加速するために 米国大統領に強い推進権限を付与する貿易促進権限法(TPA)に対するオバマ米国大統領の最近の積極的な動きに注目し、 議会の拒否と皆のための正しい経済政策を要求した。

[出処:www.commondreams.org/]

集会には米国労働総連盟産業別組合会議(AFL-CIO)、 米国通信労働者協会(CWA)などの各界の労組、 米国の消費者団体パブリックシチズン、自然保護団体のシエラクラブなどが参加した。 参加者は多国籍大企業や投資家の利益と特権のための自由貿易協定であるTPPを中断させるために、 米国政府と議会を圧迫するためにあらゆる努力をしようと決議した。

集会の参加者は「彼らは『ファーストトラック(迅速処理権限)』と言うが、 われわれは『ファイトバック(反撃)』と言う」と叫び、 取り引きの細かい内容は閉じられた扉の裏で進んでいて、 大衆に伝えられた唯一の情報は単に流出したものだけだという点を強調した。

集会ではさまざまな参加者がTPP反対のために団結の声をあげた。

今回の集会を組織したCWAは 「進歩運動全体が皆のための21世紀の世界経済のための闘争に団結していることを議会に見せよう」と提案した。 これまで、TPPは労働と環境基準を弱めると批判してきたパブリックシチズンの キアン・フレデリックは「TPPは恐ろしい」と強調した。

集会に参加したマリア・アレカは 「TPP交渉の内容は秘密で進められており、多くの米国人に知らされていない。 公正な貿易と違い、恐ろしいものだ。反対の声を上げ続けよう」と提案した。

集会には「フェアトレードは無料(free)ではない」、 「秘密貿易協定を中断しろ」という横断幕と傘、 「TPPは雇用をなくす」、「連帯を」、「民主主義は商品ではない」 と書かれたプラカードも掲げた。

議会での貿易促進権限法の採決は11月の米国中間選挙後に行われる展望だ。 しかし米国の民主党だけでなく、共和党内でも反対意見が強く、処理は未知数だ。

[出処:@WorkingAmerica]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-05-09 21:32:53 / Last modified on 2014-05-09 21:32:54 Copyright: Default

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