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LNJ Logo 報告 : 戦闘機輸出閣議決定反対!勝手に決めるな!首相官邸前緊急行動
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「死の商人」国家にまた一歩〜「戦闘機輸出決定」に官邸前で抗議の声

動画(6分20秒)

 3月26日午前、政府は日英伊で共同開発の次期戦闘機の第三国への輸出容認を「閣議決定」で決めた。英国の戦闘機「ユーロファイター」は、2015年からイエメン内戦の無差別空爆に多用され、膨大な数の民間人を殺傷してきたが、その最新型戦闘機を一緒につくろうというものだ。岸田政権は、平和国家を投げ捨て「死の商人」国家に日本を転換させようとしている。

 この重大な転換は許せないと、閣議決定の行われた官邸前には、早朝から続々と市民が集まってきた。本降りの雨の中、「戦争につながるものを作るな!売るな」のプラカードを持参したのは大木晴子さん(写真上)だった。午前9時前の時間帯は、たくさんの内閣府職員がデモの脇を通って役所に向かう。大木さんはその人たち一人ひとりにプラカードを掲げ「目を逸らせないでください!」と必死に呼びかけていた。「これが国民の声です。よく見てください」と。

 官邸前集会が始まる。福島みずほ議員(社民)・赤嶺政賢議員(共産)の発言に続いて、主催者の「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の高田健さん(写真下)がマイクを握った。

「岸田政権は本当にとんでもないことをやっています。憲法のもと、戦争をしない・加担しないというのが平和国家日本の基本ではなかったのか。それを国会にもかけず、20人弱の閣僚で、戦闘機の海外輸出を決定してしまった。私たち主権者は、いま重大なところに立っている。黙っているわけにはいかない。歴史の中で、日本の市民が閣議決定反対で立ち上がったことを、私たちの爪跡としてしっかり残したい。それは、戦争への道をひっくりかえしていくための爪跡でもある。私たちは自公政権を倒して、政治を変えることができる。こうしたデタラメなやり方を必ずひっくりかえす。そういう決意を固めていきたい」と熱く訴えた。

 午前9時すぎ、「閣議決定がなされた」の一報がケータイで官邸前にも伝わった。「オー」と声を上げる人。集まった80人の市民の怒りは大きく広がった。「閣議決定絶対反対!」「勝手に決めるな!」の叫びのようなシュプレヒコールが、官邸前に響きわたった。(M)


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