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行政代執行迫る!? 群馬の森朝鮮人追悼碑撤去問題〜群馬県にNOを届けよう!

松本浩美

●いつ撤去されてもおかしくない

 県立公園「群馬の森」にある、強制連行された朝鮮人を弔う「記憶、反省、そして追悼」。この追悼碑が撤去の危機にある。
 画像は、12日午後、群馬県に住む人から送られてきたもの。追悼碑の周囲にあった樹木がごっそり切られている。
 この伐採作業は数日前から行われており、同じく追悼碑の様子を見に行った人が伐採業者に尋ねると、「倒木の可能性のある高く大きな木のみを、樹木医の指示に基づいて、毎年定期的に行っている」とのこと。しかし、追悼碑の周りをここまでスッキリさせる必要があるのか。非常に不自然だ。

 事実、追悼碑はいつ撤去されてもおかしくない状況にある。23年10月25日付で県は「追悼碑を守る会」(以下「守る会」)に対して「戒告書」(下段)を送り、「12月28日までに撤去しないと、県が代行する」旨通知した。そして実際に、県が行政代執行の準備をしているのではないか、との情報も飛び込んできた。

 これまでの経緯を説明すると、23年4月に県は「守る会」に対して、追悼碑を撤去するよう命令を出した。これに対して同会は10月、命令の撤去等を求めて県を提訴した。第1回口頭弁論は24年2月7日に行われる予定だ。
 とはいえ、撤去命令は裁判によって停止されることはない。そのため、県は裁判を無視して、撤去することが可能なのだ。それでも、「守る会」ほか支援者は、まさか県が裁判をやらずに行政代執行に踏み切るなど想像していない。
 もし、画像にあるような樹木の伐採が代執行の準備でないのなら、県は裁判に臨むべきだ。そして、追悼碑の撤去が何を意味するのか、きちんと考えてほしい。

●15日から抗議行動開始

 状況は危機的だが、「守る会」では撤去に反対するため、抗議行動を予定している。もし可能であれば参加し、かなわない場合はメール等でNO!を県に伝えてほしい。

◎追悼碑撤去反対!スタンディング
・1月15日〜18日 群馬県庁前
・1月19日 高崎駅西口ペデストリアンデッキ
*12時〜13時

◎県民集会「群馬の森 朝鮮人追悼碑の存続を!」
日時:1月20日(土)15時〜17時
場所:群馬県教育会館(前橋)

◎FAX&メールアクション
知事戦略部FAX:027(243)3575
E-mail:k-senryaku@pref.gunma.lg.jp

 なお、この追悼碑撤去問題については2月14日のレイバーネットTVでも特集を組む予定。また、X(旧ツイッター)でも情報発信中なので、ぜひともチェックしてほしい(@gunmatsuitohi)。

・森の中でひっそりとたたずむ追悼碑

・10月25日付の戒告書↓


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