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熱い思いで「三浦さんと共に闘おう!」〜10.20 葛飾区労協 総決起集会

尾澤邦子

 10月20日(金)葛飾シンフォニーヒルズで行われた「葛飾区労協総決起集会」は、涙と闘 う決意と熱い思いに包まれた集会でした。

 フェイスブックで、葛飾区労協議長の三浦徹也さんがALS(筋委縮性側索硬化症)だと 知ったのは数か月前。全身の筋肉が徐々に衰えていく病気だと聞き、心を痛めていました。 三浦さんの講演をメインにした集会をやるとのことで、つれあいと一緒に参加しました。

 葛飾区労協の須田事務局長から三浦さんの紹介がありました。2013年3月に区労協を結 成し、地域で助け合って闘っていこうと、三浦議長が先頭で引っ張ってきたと。「地域の 仲間と共に、最後まで労働運動を闘っていきたい」という三浦議長の思いを受け止め、そ の生きざまに学び、労働運動に決起していく力にしたいと話していました。

 三浦議長から「地域共闘の強化をー私と労働運動」と題した講演がありました。(写真)
「私はまだまだがんばれる。私ではなく、争議を闘っている仲間を励ましてほしい」と話 し始めた三浦さん。現状について「仕事がしたい。現場に出られないのはつらい。清掃に 新しく入った若い人たちと一緒に仕事ができないのは残念」の言葉に、思わず涙。

 「自分のこと」として、清掃に入るまで、30代清掃本部での中央執行委員、教宣部長の 仕事、40代には葛飾支部に戻り、現場で働いてきたことなど話しました。清掃職場で非正 規化が進み、また清掃下請けで働く人たちは労働条件が悪く、全部の清掃労働者を束ねる 組織ができないかなど考えてきたとのこと。

 官民を超えた地域共闘、労働者の同じ仲間を助け合う、闘う仲間を励ます地区労運動の再 生が必要だと、2013年3月葛飾区労協を結成したと話しました。「旗を高く掲げ、ぶつか るところでは一番前に行って声を上げるというのでやってきたけど、もう無理かな・・」 と。

 今後の展望として、「企業内労働運動を克服し、がんばる仲間を支えよう。それにより、 自分も変わる。学習も必要だ。地域共闘を強化しよう、青年労働者を育成しよう、そし て、争議に勝利しよう。JALや、東部労組など一生懸命闘う仲間を支えよう」と訴え、「 みんなががんばる姿を見れば、自分もがんばれる。これからも共に闘っていきたい」とま とめました。心が熱くなりました。

 連帯あいさつとして、JHU被解雇者労組の鈴木さん、東部労組で、フソー化成の仕事取 り上げなどに対して闘う北沢さん、東部全労協の金澤さん、部落解放同盟葛飾支部の松島 さん、参議院議員で大阪全労協の大椿裕子さんが発言しました。どの方の発言も、連帯し、 支えあうことの大切さが伝わる暖かいお話でした。

 葛飾区労協加盟労組からのアピールの最後は清掃労組で、葛飾支部のみならず、都内各 所からまた青年部からの発言もあり、闘いが若い人に引き継がれていることを感じました。

 シュプレヒコールと、「インターナショナル」斉唱、三浦議長からの決意表明と団結ガ ンバローで閉会しました。しばらくぶりに歌った「インターナショナル」でしたが、よか ったです。


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