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仲間を殺すな!入管法改悪「本気で止める」〜7000人が渋谷デモ

瀬戸大作

 5月12日の国会正門前集会で21日(日)15時30分から渋谷の国連大学前に集まろうと呼びかけた。集会の直前の16時30分くらいに決めた。杉並デモでも集会9日前に決めた。きっかけは衆議院法務委員会で立憲が修正協議に乗るか揺れていたからだった。このままではシェルターの仲間が強制送還されてしまう。

 「ひとりからはじめる。言い出しっぺがやるしかないか」格好いいが、その度に「仲間のいのちを奪う入管法改悪を絶対に止める」強い意志を持った多くの仲間の短時間で怒涛の準備と協力があったから可能になった。土砂降りの高円寺で3500人、今日は7000人! FREEUSHIKUが寝ずに準備してきたハチ公前入管法改悪反対集会も凄かった。4日前に集会決めたという。衆議院で可決されて以降、「本気で止める」やるしかない。全国のあちこちで「本気で止める」。

 国連前の集会で、仮放免者等の在留資格を求める日本人配偶者の会のなおみさんが発言した。「昨日は夫とともに、難民・移民フェスに参加しました。夫がみなさんに料理を振る舞い、久しぶりに夫の笑顔を見ることができました。でも、楽しいお祭りはこのたった1日だけ。夫は常に緊張を強いられる生活を続けています。私にとって夫は、とっても大切なパートナー、かけがえのない家族です。強制送還によって、家族をバラバラにしないでください。好ましいか、好ましくないかを入管に決められたくない。勝手に入管が在留特別許可の運用を厳格化している。国連からも何度も受けている勧告を無視している。」いろんなルーツの人がごちゃ混ぜになって歌ったり、おしゃべりしたり、お茶を飲んだりする。得意なものを持ち寄って「いいねいいね」と笑い合う難民移民フェス、これからも続けていく。潰されてなるものか!なめんなよ。

 反貧困シェルターの半分は仮放免者、もうすぐ衆議院で採決で不安な表情、恐怖の声が届いている。強制送還が決まればその場で死ぬというミョーくん、国に送還されるくらいなら日本の刑務所にはいるというシェルターの仲間、昨晩も上野公園でホームレス状態の外国籍の仲間からのSOS、「仲間を殺すな」。

 集会を終えて録画しておいた夜のニューステレビを見る。G7サミットのゼレンスキー・岸田対談と記者会見が報道されている。成果ばかりが強調されている。被爆者のサーロー節子さんは記者会見で「G7広島サミットは大きな失敗だった。被爆者らは核保有国や「核の傘」の下にある日本などに核兵器禁止条約参加を求めてきたが、G7の共同文書「核軍縮に関する広島ビジョン」などで条約への言及はなかった。ウクライナのゼレンスキー大統領の出席に関して「武器支援のことばかりで、話し合いによる解決策が聞こえてこない。広島でそうした話をされるのはうれしくない」被爆者は完全に利用された。

 入管法改悪反対デモのニュース映像は確認できなかった。今日の集会の余韻はもう終わりだ。政府与党、維新は今週末から来週にかけて法案成立に向けて動いてくる。「本気で止める」本番が来る。 今からできる事は、ミョーくんが住むアパートに車で送る車中で「韓国ソウルの光化門広場でのキャンドル集会」の話をした。ミョーくんは「キャンドル用意しますよ」私たちは反対する野党の闘いと連帯する。やれることは何でもやろう。それでも与党と維新が採決を本気で仕掛けることが判ったら、身体を張った抵抗をやるしかない。私たちが言いたいことは、ただ一つ「仲間を殺すな!」。

*瀬戸大作氏のFBより


Created by staff01. Last modified on 2023-05-22 09:25:19 Copyright: Default

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