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●4月30日・東京ウィメンズプラザホール

第1回「おんなたちのメーデー前夜祭」に行く

笠原眞弓

ワークショップのような会の進行だった。
先ずなぜこの会をしようとしたかを3人の主催者がそれぞれ話すことからはじまった。

100年前と変わらない労働条件

女性の労働時間の長いこと、睡眠時間の短いことを取り上げ、1886年5月1日に8時間労働制を求めて立ち上がった。その時から100年以上たっているのに、進歩がないことに驚くと。

「私の主人は私です」

次に会場からの発言に移る。非正規シングルマザーの苦労やハローワーク内でのパワハラ、非正規公務員は雇用ではなく任用といい3年で雇止めになることの理不尽、上司によるセクハラなどが、次々訴えられる。

共働きだった人が述べた親離れしていない夫に嫌気がさしての離婚事情は、なんかパワーをもらった感じがした。

痛快だったのは、不動産の売り込みの電話があり「ご主人を」と言われて「主人は私です」というと相手が戸惑って電話を切った話。 また妊娠中に「もう長く働いたから、やめたら」と声をかけてきた人がいたが、その人が60近くなった時に「長く働いてきたんだからやめたら」と言ったらスーッと消えたとか。

選挙運動をしていたら、労組の男性たちが来て、シングルマザーと分かると「うちの労組には稼ぎのいい男がたくさんいる」と言われたと憤慨。

ものすごく腹が立ったのは、忘れ物を届けるようにとの上司の電話で、届けるとラブホだったと。聞いた途端、卒倒しそうだった。

グループでもやもやを語り合う

その後いくつかのグループに分かれて、自分の受けたパワハラなど言われない差別について話し合う。

こういうワークショップ的なものに参加するのは久しぶりだと思いながら、まとめを大きな布に書き出し、大会宣言が読み上げられて散会となった。

その場で書き込まれた言葉の1例
「世の中素敵な男女で溢れたらいいなァ」
「男だから、女だからという思い込みはやめよう」
「女性が輝くとか言うなら、まずはそのせきをゆずれ!話はそこからだ!!」

実はここに書き出したのは、わざと穏やかなものです。読めたら、他のも読んでください。話の中では、男の身勝手が溢れた。


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