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熱気ムンムン!JAL争議の総決起集会〜新しい労働運動はここから

ライブ動画(2時間)

 12年続いている165人のJAL解雇争議。2労組が「雇用によらない働き方」(業務委託)で妥結するなか、JAL被解雇者労働組合(JHU)は納得できる解決を求めて争議を継続している。32名まで増えたJHUは吹っ切れたように、JALを解決交渉に引っ張り出すために精力的に活動している。12月8日、東京・文京区民センターで開催された「JAL争議の早期全面解決をめざす12.8総決起集会」のスローガンは、「たたかいは新たなステージに」だった。集会には、続々と労働者が集まり、開会の6時半には文京区民センター3階会議室は超満員となり、立ち見になった。

 冒頭のDVD「あの空に帰ろう」(写真上)上映とフェニックス合唱団の歌声に、まず人々の心は揺さぶられた。そしてプログラムの本番では、国会議員メッセージ、連帯の挨拶、弁護団挨拶、学者のアピール、全国各地からの報告と続いたが、それぞれが心のこもった発言ばかり。それは不当な解雇は絶対に許さず、すじを通して闘っている労働者への熱い連帯の思いだった。「いろいろあってもクビを切られてたたかっている人を応援する、一緒にたたかう」というのは、労働運動の原点なのだろう。「JALのたたかいは元気のない日本の労働運動の再生の一歩になる」という発言もあった。

 最後に壇上に上がったのは、当該組合員22名でみんな自信にあふれた笑顔だった。大きな拍手が会場から起きた。そこで決意表明としたのは、鈴木圭子さん(客乗争議団長)、近村一也さん(乗員争議団長)、山口宏弥さん(JHU委員長)だった。「こんなにたくさんの人が集まってくれるとは思わなかった」と異口同音に語り、「納得できる解決」を目指して全力でたたかう、と決意を語った。ライブ中継で観ていた人からも、「熱気ムンムンが伝わってきました」「一緒にたたかいたい」とコメントが寄せられた。

 この集会の賛同は109団体と個人310人だった。国会議員では、自民・立憲・沖縄の風・共産・社民など14人がメッセージを寄せた。「JAL被解雇者労働組合(JHU)」のたたかいが大きく広がっていることを感じさせた集会だった。あとはどれだけ支援の輪を広げ、世論を喚起し、JAL経営に迫れるかだろう。なお、この日の集会参加者は400人を超え、ライブ視聴者は100人だった。(M)

〔追記〕集会では弁護士・学者などが多数登壇したが、司会は「先生」の呼称ではなく「さん」と呼んでいた。「先生」連発の労組系集会が多いなかで、とても新鮮だった。

JAL被解雇者労働組合(JHU)HP


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