北穂さゆりの出演後記 : 「百姓」の声はまさに日本の食糧の悲鳴だった | |||||||
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<北穂さゆりの出演後記/11月17日放送> 「百姓」の声はまさに日本の食糧の悲鳴だった164回をむかえたレイバーネットテレビは、石垣島基地問題と、日本の農業をテーマにお送りしました。 はじめに、ゲストとしてレイバーネット仲間であり、数々の基地問題映画を製作する湯本雅典さんをむかえた「ミサイル基地はいらない!石垣島取材レポート」から(写真)。南西諸島の防衛のためとして、10万人を動員した自衛隊演習など、島の人の反対の声が踏みにじられている現状、その深刻さに驚きました。湯本さんは最近、石垣島に何度も通って『若きハルサーの唄 島がミサイル基地になるのか』を完成させたところです。11月25日、ビデオアクトで、完成上映会があるそうです。 そして農業問題。環境に良いと話題の循環農業と山間部農業の担い手をオンラインにつなぎ、農業ジャーナリストの大野和興さんをゲストにむかえて、このままでは危機に瀕する日本の農業についてお話しをうかがいました。農地の規模拡大のみを推奨し、小規模でよい農業をいじめるがごとくの農政のもと、苦しい経営を余儀なくされるおふたりの「百姓」の声は、まさに日本の食糧の悲鳴でした。 コロナで大打撃を受けた農村と都市の貧困をむすびつけた「コメと野菜でつながる百姓と市民の会」は、この日の出演者たちによって担われています。コメを送るだけでなく、これからは世直しの運動をおこす「貧民連合」の構想に希望あり。いま村と町を襲っている「食と農の貧困」を解決するのは農政だけにあらず!社会の在り方、仕組みそのものを変えないとならないと、大野さんはおっしゃっていました。ふーむ。これからのレイバーネットは農業にも大注目しないと、ですね。 Created by staff01. Last modified on 2021-11-19 20:43:18 Copyright: Default |