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恐るべき改憲勢力「維新」の増長に警戒を!〜衆院終盤情勢をみる

柴田武男

*政党支持率(NHK調査より・2021年10月18日)

 報道によれば、維新が圧勝し「自民は大阪で全敗もあり得る状況」と伝えられています。今回の衆院選挙の特徴は、さらなる右傾化、さらなる分断です。自民党は議席を減らしますが、穏健派、ハト派勢力が落ちて維新に置き換わります。維新は、欧州での極右政党と同じ役割を果たすでしょう。つまり、自民党自体、維新に影響を受けてさらに右寄りになると言うことです。自公・維新の連立さえありえます。恐るべき改憲勢力として維新が増長した選挙として記録されるでしょう。
 維新の政策を検討すると「労働力の流動化・解雇規制の緩和」とあります。いわゆる「新自由主義」といわれる小さな政府を目指しています。維新が勢力を増せば、とても厳しい結果となります。自民党がどれだけ減るかと言うことより、維新がどれだけ議席を増やすのかです。維新の議席増>自民党の議席減だったら、状況はかえって悪化します。

*以下参考記事、「日刊ゲンダイ」より
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296688

●自民「大阪全敗」確実視!維新旋風吹き荒れる…激戦10区は宗男氏・山崎氏・麻生氏“入り乱れ”応援

 10.31衆院選で、解散前(10議席)からの3倍増も囁かれる日本維新の会。特に本拠地・大阪では圧勝ムードが全開だ。
 各種情勢調査によれば、大阪の全19選挙区のうち15選挙区に候補者を立てている自民党は、維新旋風をモロに受け、辛うじて接戦に持ち込めているのは「大阪13区」の1カ所だけ。自公の選挙協力もギクシャクしており、自民は大阪で全敗もあり得る状況だ。
 「岸田総裁が500〜600人を集めた同じ場所で、維新の吉村府知事は1000人集めた。吉村知事が街頭に立つと、黄色い声援が飛び、『ジャニーズ状態』と地元の人は言っています。今春のコロナ対策の失敗を認め謝って、方向転換したことで、吉村人気が高まりました」(在阪テレビ局のコメンテーターを務めるジャーナリスト・鈴木哲夫氏)


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