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【報告】生体認証システムの廃止を求めてJR東日本に抗議の申し入れ
顔を盗むな!
顔を返せ!
生体認証カメラ撤去!
JR東日本が監視カメラ8千数百台に顔認証の仕組みを搭載し、服役した人、指名手配者、うろつくなどの「不審」行動者などをデータベースと照合して監視していた(その後、一部機能は停止したがネットワーク基盤は存続)問題で、10月12日、盗聴法に反対する市民連絡会が呼びかけ、本社(JR新宿駅南口すぐ)に申し入れ行動を行いました。
「抗議と質問状」には64団体が連名(NAJATも)。JR東日本は、事前のアポイントに応じることなく、出向いて受付に行っても、なぜか警備員が横から割り込んで「対応できない」と門前払い。あまりにもひどい対応でした。
「抗議と質問状」では、公共交通機関の利用者全てへのプライバシー侵害行為であるとともに、刑期を終えた人への偏見に基づいており、「うろつく」者への監視は野宿者を標的とするものと厳しく批判。要望事項では、顔認証システムの完全廃止、協力した関連企業名の公開、導入経緯の説明などを要求しています。
ちなみに、最近になって欧州議会は、生体認証による大規模監視の全面禁止に賛成したそうです。JR東日本は利用者の声に真摯に対応し、人権侵害行為を断念すべきです。(杉原浩司)

◆「抗議と質問状」全文はこちら
<社説>顔認証システム 乱用防止へ法整備急げ(10月7日、東京)
※「警察は日常的にデモ参加者らの顔写真を集めている。技術的には現行システムで参加者の追跡が一定は可能という指摘もある」→監視の暴走はすぐそこまで来ています。。。
顔認識システムで不審者検知は「法的に許されない」 JR東の矛盾点、弁護士が指摘(弁護士ドットコム)
<日弁連>行政及び民間等で利用される顔認証システムに対する法的規制に関する意見書(2021年9月16日)

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