「声をあげろ、というより感じろ」/福島映像祭で出会った作品群 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(11/13) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(11/22) ・ブッククラブ(10/12) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第96回(2024/11/15) ●〔週刊 本の発見〕第368回(2024/11/21) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/11/14) ●川柳「笑い茸」NO.157(2024/9/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第95回(2024/9/10) ●「美術館めぐり」第4回(2024/10/28) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
「声をあげろ、というより感じろ」〜福島映像祭で出会った作品群堀切さとみ2013年から開催されている「福島映像祭」。福島原発事故を伝える新作が今年も目白押しで、私は9月21日に「私が伝える福島」というイベントに参加した。コロナで上映会も取材も停滞し、福島とどう向き合えばいいのか、考えあぐねていた私にとって、忘れがたい日になった。二つの作品について感想を記したい。(会場は東京・中野のポレポレ座)。 『それでも種をまく2011』『それでも種をまく 2019』 これは有機農業映画祭のメンバーがチームで作った作品。 『フィーネ 2-2-A-219』(中筋純・作) 10分間のこの作品を観たら、よくある解体現場の風景がまったく違うものにみえてくるだろう。思い出が詰まった家はただの解体番号となり、ピアノも大黒柱も袋に詰められる。浜通りでは何百何千という家が、このような悲鳴をあげているのだ。想像力を掻き立てられる、圧巻の作品だった。
この作品はyouTubeにもアップされているが、登壇した中筋純さんと堀川さん夫婦から語られたエピソードで、いっそう胸が締め付けられた。 解体作業を撮影していた中筋さんは、大黒柱が倒れるとき「オレの最後をみろよ」と言われてる気がしたという。堀川さん夫婦は、解体現場に一度も足を運ぶことができなかったが、妻の貴子さんは完成した作品をみたとき、「自分の気持ちが完全に乗り移った」と語る。ショパンのエチュード『別れ』も、最後に流れる詩も、堀川さんそのものだった。 Created by staff01. Last modified on 2020-09-24 11:03:37 Copyright: Default |