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LNJ Logo 水道公社と神戸市は安易に非正規の首を切るな!/「あぱけん神戸」からの訴え
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情報提供 : あぱけん神戸(アルバイト・派遣・パート非正規等労働組合)

水道公社と神戸市は安易に非正規の首を切るな!

−自分の首には手を懸けず、非正規嘱託職員の馘(くびき)る水道サービス公社の神戸市出向常務理事らの経営責任を追及する!−

 去る9月下旬、神戸市水道サービス公社は水道メーター取替に従事する嘱託職員3名の首切り、雇い止めを強行しました。私たちの切実な要求を一顧だにせず、すでに前月に自主退職していた人も含め、当初公言していたとおり4名の人員削減=解雇を行ったことに対して、あらためて強い憤りをもって抗議します。

 2つのセンターの仕事を取り損ねるという事態について、それが招いている経営危機について、当局側は何の責任も取らず、そのしわ寄せは働く者にのみ押し付けられています。そしてこのような姿勢を改めることなく、嘱託職員の雇用期間を、就業規則の規定にも反して「半年」に改め、来年3月にはさらに3名ないし4名の人員削減=解雇を行おうとしています。私たちはこれを絶対に認めません。働くなかま全員の雇用の継続は最低限の、譲ることのできない要求です。

 この10月からこれまで水道局西部センター内に認めてきた水道公社の使用スペースが大きく削減されるという事態が起きました。これはもう神戸市は従前のような仕事を公社に再度出すことはないという意向の反映であり、公社の存続についても大きな不安が生じています。結局は公社の存廃も含めた経営全般は本庁神戸市水道局の腹ひとつということなのであり、この一連の事態についての神戸市の責任はますます明確になってきています。公社の存廃、あるいはその形態が神戸市の都合でどのようになろうとも、その不利益が労働者側に一方的に押し付けられるということは断じてあってはなりません。

 そもそも水道公社は100パーセント出資の神戸市の外郭団体であり、複数の出向職員を送り込んでいながら経営努力を怠り、漫然と経営危機を放置して今回の事態を招いた責任を神戸市は免れることはできないと訴えてきました。それで私たちは神戸市に対しても団体交渉を申し入れていますが、神戸市(水道局)は拒否しています。

 神戸市職員としての「身分」が保障され、神戸市水道局からの天下り幹部と出向管理職らが、競争入札で落札出来なかった経営責任を放棄して、身分保障の枠外に放置されている非正規・有期雇用契約で働く嘱託職員の生首を切っているのがこの事件です。公社当局の経営責任、さらに神戸市水道局および久元市長の責任を今後とも広く問い、取り組みを強めていく所存です。

●あぱけん神戸(アルバイト・派遣・パート非正規等労働組合) 神戸市水道サービス公社嘱託組合員一同
 神戸市中央区楠町2‐2‐13 楠ヴィレッジ1階
 TEL:078-360-0450
 Eメール:hiseiki_sodan@ahp-kobe.jp
 ホームページ : http://www.ahp-kobe.jp

↓「神戸新聞」の報道

<新聞・HPを読んだ市民からの声>

・水道サービス公社の申し入れの件、続きの報道がなく気にかけています。トップを解任したらみなさんの給与は出ます。頑張ってください。(8月18日)

・一般市民の者です。記事をみて大変驚きました。完全に経営責任をみなさまに押し付ける悪質な手法で驚いています。トップの方の責任追求は必須です。まずはトップの引責辞任・管理職側の人員削減などがあるべきです。ぜひ責任追及してがんばってください。みなさまの健闘を祈ります。(8月9日) 


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