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 <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>      2017.10.27
_________________________________________________________『週刊金曜日』

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      ★最新刊 21世紀に『資本論』をどう生かすか★
            

         http://www.kinyobi.co.jp/publish/002411.php
         

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                                        <http://www.kinyobi.co.jp/>

 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内
 
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【1】注目の記事

■2017衆議院選挙


●大勝なのに高揚感欠く改憲翼賛会政治
本誌取材班

10月22日投開票の衆議院選挙は、自民、公明両党で改憲の発議に必要な「3分の2」を確
保した。改憲に前向きな希望の党・日本維新の会とあわせると、強大な改憲勢力が出現し
たことになるが、安倍晋三自民党総裁に高揚感は感じられない。むしろ、改憲阻止を掲げ
る立憲民主、共産、社民に勢いが増している。


●野党・市民共闘、注目の8選挙区ルポ
「アベ政治打倒」の共闘が拡がる

問われたのはアベ政治の継続か否かだった。自民大勝に終わった2017年衆議院議員選挙だ
が、「安倍政権打倒」を掲げたリベラル・革新勢は野党・市民共闘によって各地で熱戦を
展開。注目の8選挙区をリポートした。


【埼玉】リベラル支持の受け皿に 枝野「立憲」が大勝利(坂本洋子)
【新潟】野党共闘の成功モデル 4勝2敗で競り勝つ(横田一)
【愛知】薄氷の当選支えた市民の力 「中道リベラルの接着剤に(井澤宏明)
【大阪】「リベラルの砦」の存在感 立憲民主に確かな手応え(粟野仁雄)
【北海道】立憲民主旋風で「全勝」 見えた野党共闘の課題(長谷川綾)
【沖縄】「辺野古反対」の民意示す オール沖縄が3戦1敗(渡瀬夏彦)
【山口】加計学園疑獄の解明訴え 落選しても追及の手緩めず(浅野健一)
【千葉】「市民連合」選挙を掲げ 善戦も比例復活ならず(平井康嗣)


●この衆議院選挙は、何だったの?!

第48回衆議院選挙(10月22日投開票)。有権者はそれでも“この人”たちに投票した。「
何だったんだ、この選挙」。8人の方に緊急寄稿してもらった。


異常な出来事で始まった選挙戦(白井聡)
立憲民主党躍進に見た一条の光(望月衣塑子)
選挙制度が生んだ政党の離合集散(大山礼子)
立民躍進で「ファシズムvs.デモクラシー」鮮明に(想田和弘)
「排除」と「包摂」それ以前の大問題(畠山理仁)
争点から抜け落ちた福島原発事故への対応(白石草)
自分にとって譲れないものをあらためて確認(朴慶南)
民主主義蘇生のための歴史的な闘いが始まる(金子勝)




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 【2】  編集長後記

 
 予想通りではあったが、悔しい。

 総選挙の投開票のあった22日、私が行った自民党開票センターは、通常30人くらいの記
者が使う自民党本部内の記者クラブで、150人から200人の報道陣が詰めかけていた
。テレビカメラが15台、スチールカメラが10台で3列……。

 実はN放送の記者がそのようにレポートしていたのだ。この記者、自民党の公約を「奇
策をてらわないまっとうな公約」と持ち上げていて気になる。ひな壇の中央正面のゾーン
には、ピンクリボンをつけた(記者クラブ所属の?)映像担当記者以外は立ち入る権利が
ない。

「尻の肉がもげそう」。途中、正面ゾーンで脚立に座っていたカメラマンが、苦痛に顔を
歪めながら立ち上がる。他のカメラマンも一斉に立ち上がり身体を伸ばす。「立ちレポ」
ゾーンで身動きできないこちらは、何時間も立ちんぼだ。おまけに頭上でカメラを構える
人がいて、よくぶつかる。

 とにかく“狂騒の1日”は終わった。今後は「憲法改正」発議に、リベラル勢力がどう
対抗するかだ。(小林和子)


(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
 [編集長後記]はこちら↓
 http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/



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 【3】11月3日(1159)号予告



【特集】憲法をとりもどす
●政治時評〈拡大版〉   西川 玲 

●憲法学者と政治学者が語るこれからの「壊憲」阻止の闘い
植野妙実子×中野晃一 

●憲法を撮る 15条/21条/41条  亀山ののこ 

●「3・11」は「緊急事態条項」の無意味さを示した
井戸川克隆 

●知る・伝える・笑う──権力と闘うために
辛淑玉×おしどりマコ

●憲法カフェ@金曜日
あすわか弁護士×編集部女子会
「憲法をとりもどす」のはどっち? 

●STOP9条改憲 圧倒的少数でも市民党の共闘で  高田健

【新連載スタート】
●「憲法を求める人びと」 佐高信
●自由な社会を奪われないために 「ぶれない あきらめない おそれない」
学生たちが集い発言する場の「未来のための公共」で活動する 谷虹陽さん

【政治】
●総選挙に現れた
若い世代の非民主主義的傾向 内田樹
●マクロンになろうとしてル・ペンになってしまった小池氏と、
期せずしてマクロンになった枝野氏          水島治郎

【歴史】
●短期連載
「異論派」兄弟が見た100年
「10月革命」はロシアの人々に幸福をもたらさなかった
ロイ&ジョレス・メドヴェージェフ 
解説/佐々木洋

【メディア】
●『世界』『DAYS JAPAN』『週刊金曜日』3誌編集長座談会
憲法が危機なら、私たちが誌面を通して、憲法をとりもどします

【声明】
●「憲法キャンペーン」を始めるにあたって
雨宮処凛・石坂啓・宇都宮健児・落合恵子・佐高信・田中優子・中島岳志・本多勝一  


【強力連載】
●それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
●風速計         石坂啓
●俺と写真                本多勝一
●らんきりゅう      雨宮処凛
● 犬が王様を見て、何が悪い? 四方田犬彦
●トイレの視点 加藤篤(日本トイレ研究所)



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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php

★21世紀に『資本論』をどう生かすか

著者:鎌倉孝夫・佐藤優 2200円+税 四六判上製 288頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002411.php


『資本論』1巻刊行より150年。
いまの社会問題の根本がどこにあるかを考えるためにマルクスの『資本論』は最強の武器
であり続けている。
ただし『資本論』は革命の手引書ではない。一般向けの講義をまとめた本書は、資本主義
の内在論理をあきらかに
するとともに『資本論』の誤読されやすい部分をていねいに説きおこす。


★軟骨的抵抗者
演歌の祖・添田唖蝉坊を語る

著者:鎌田慧・土取利行 1200円+税 四六判並製 176頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002364.php

明治大正すごい演歌師がいた。

明治から昭和初期にかけて活躍した近代流行歌の祖、添田唖蝉坊(1872─1944年)。風刺
やユーモアに満ちたその歌は貧困が拡大する現代の世相に響き合い、いまも人々の心にし
みいる。そして「ストライキ節」「ラッパ節」など多くの人が一度は聴いたことがあるメ
ロディーは数知れない。「正調」唖蝉坊を歌い継ぐ土取利行と明治の社会運動に詳しい鎌
田慧が語り合う。



★検証 産経新聞報道

『週刊金曜日』編 1500円+税 四六判並製 336頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002337.php


安倍政権応援メディアの正体

「慰安婦」も南京大虐殺も沖縄の集団自決も、みんな事実ではない──こんな暴論を書き
続けてきた『産経新聞』。
同紙をウォッチしてきた学者やジャーナリストが事実をもって反論する。

〔主な内容〕
○『産経新聞』の“戦歴”、「歴史戦」の過去・現在・未来
○「慰安婦」報道で完膚なきまでに打ちのめされた
阿比留瑠比編集委員
○フェミニズム・男女共同参画へのバッククラッシュ 
○安部政権の沖縄政策を混乱させている『産経』 
○日本会議との「浅からぬ関係」
○続出する産経流「捏造記事」一覧
○『産経新聞』OB座談会



★ひとめでわかるのんではいけない薬大事典

著者:浜六郎  1800円+税 四六判並製 432頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002330.php

その薬は必要?不要?危険?
医師として薬害と闘い続ける著者が、さまざまな薬の危険度と効用を分析し解説する。2
012年発行のベストセラー『新版 のんではいけない薬』に増頁大幅改訂。2色刷り、簡
単・便利な索引つき。




★日本会議と神社本庁

『週刊金曜日』成澤宗男 編著 1000円+税 A5判・並製 232頁
ISBNコード:978-4-86572-010-5
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002036.php

ナショナリズムと宗教が結びつき「壊憲」を目指す右派組織

1997年に設立された日本会議は、神社本庁といくつかの宗教団体が中核をなす、現在
最も行動的な右派団体だ。
また関連組織の日本会議国会議員懇談会には、安倍首相をはじめ約280人の国会議員が
加わっており、閣僚の大半が名を連ねる。

本書は日本会議と神社本庁の活動を歴史的に追い、徹底「解剖」を目指した。両団体の素
顔を暴くことが、この国の民主主義や立憲主義を守るための喫緊の課題と考えたからであ
る。資料として日本会議国会議員リスト(日本会議国会議員懇談会名簿)を掲載。




┃Kindle版┃電通の正体 新増補版

週刊金曜日取材班:著 Kindle 購入価格:1200円(3月31日まで期間限定価格580円)
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002216.php

ロングセラー『電通の正体 増補版』発売後に『週刊金曜日』で報じた東京五輪や芸能界
の裏面に関わる特ダネ記事や写真、資料などを加えて「新増補版」として電子版で限定発
売することになった。株式会社電通はブラック企業大賞2016にノミネートもされたものの
大手マスコミはほとんどニュースにしなかった。いまだにマスメディアが書こうとしない
巨大広告会社の実相に迫る。


┃Kindle版┃バラ色のひきこもり

勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php

「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。


┃Kindle版┃漢字と社会

笹原宏之:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002058.php

走るのが速いことを「しゅんそく」と言いますが、では、漢字で書くと?
俊足、駿足という表記に加え、今、浸透しはじめているのが「瞬足」。
どうしてこんな現象が起きたのでしょうか?(その答えは本書に)

中国から伝わってきた漢字は、長い年月をかけて日本人好みに進化してきました。「でも
さあ、漢字の進化なんてもう止まったでしょ?」とお思いのみなさん、漢字は今でも日々
、現在進行形で進化しているのです。普段の生活で目にする(耳にする)多くの事例から
、ぜひ知っておきたいエピソードを取り上げました。


┃Kindle版┃日出国のアベコベ総理


神戸緒登:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002043.php


ユーラシア大陸の東端にしがみつくような島国「日出国」の子部首相は今日も大忙し。な
にせ、この国を取り戻すにはこの道しかないからだ。

ユーモラスな発想、息をつかせぬ展開、そして意外な結末があなたを待っています。笑っ
てばかりではいられない政治小説をお楽しみください。



┃Kindle版┃何がどうして発達障害

司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円 
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php

自分では気をつけているつもりなのに、つ「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?

あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?

本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。


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 【5】イベントのご案内


★日中戦争80 年共同キャンペーン学習会のご案内

「日中戦争80年共同キャンペーン」では、今年12月まで月1回の学習会を企画しています
。ぜひご参加下さい。11月、12月の学習会は追ってご案内いたします。


○10 月28 日(土)18 時15 分
「戦場体験」を受け継ぐということ
ビルマルートの拉孟全滅戦の生存者を尋ね歩いて
講師:遠藤美幸さん(神田外語大学非常勤講師)

場所:東京都・文京区民センター2-A 室
参加費:800円
1944 年、日本軍は「ビルマルート」(英米軍から中国国民党軍への物資ルート)を遮断
するために中国・雲南省に侵攻するも、中国軍の反攻を受け1300 人の部隊は全滅します
。奇跡的に生き残った30人の元兵士に対し、遠藤さんは10 年以上をかけて聞き取りを続
けています。
日本軍が住民にスパイ容疑をかけて住民虐殺した事実なども含め、戦場体験を受け継ぐこ
との意味について自問し続けています。


主催:日中戦争80 年共同キャンペーン実行委員会
問合せ:週刊金曜日(03-3221-8521業務部)

参加団体(順不同)
市民の意見30 の会・東京/日中戦争80 年市民フォーラム/日本中国友好協会/日本戦没
学生記念会(わだつみ会)/撫順の奇蹟を受け継ぐ会/不戦兵士・市民の会/平和の棚の
/週刊金曜日



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