たんぽぽ舎メルマガ NO.3032〜関西電力高浜原発に裁判所の判断が出る | |||||||
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たんぽぽ舎です。【TMM:No3032】 2017年3月23日(木)地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします 転送歓迎 ━━━━━━━ ★1.関西電力高浜原発に裁判所の判断が出る | その日、3月28日(火)関電東京支社前にみんな集まろう 柳田真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク) ★2.あれから6年 福島第一原発事故とわたし 福島の原発被害者の現状 木幡ますみ(福島県大熊町議会議員) ★3.通行人がたくさんの渋谷をデモ行進…良かった トランペットと太鼓を先頭に、たんぽぽ舎、阻止ネットなど合同デモ隊多数 3・20代々木公園集会は1万1000人、拡大する原発の課題を共有した 柳田真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク) ★4.新聞より2つ ◆県知事が大飯原発視察 防災対策確認「再稼働、容認できず」 (3月21日京都新聞滋賀版より) ◆<高浜原発>地元対応幹部を増員 高浜出身の副所長も (毎日新聞 3/22(水) 7:00配信) ━━━━━━━ ※3/27ワンコイン上映学習会 「ペシャワール会」中村哲さんのDVD2本上映 1.「アフガンに命の水を」(ペシャワール会26年目の闘い) 2009年(語り:菅原文太) 2.「アフガニスタン用水路が運ぶ恵みと平和」 2016年(朗読:吉永小百合) 日 時:3月27日(月)19時より21時 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 参加費:500円 ━━━━━━━ ※4月5日(水)2つの抗議行動にご参加を! 川内原発再稼働するな!九州電力東京支社第29回抗議行動 日時:4月5日(水)17:30〜18:15 場所:有楽町電気ビル前(有楽町駅日比谷口すぐ) 主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」TEL 070-6650-5549 東電は原発事故の責任をとれ!「第43回東電本店合同抗議」 日時:4月5日(水)18:30〜19:45 場所:東京電力本店前 呼びかけ:経産省前テントひろば/たんぽぽ舎 賛同:東電株主代表訴訟など126団体 ━━━━━━━ ┏┓ ┗■1.関西電力高浜原発に裁判所の判断が出る | その日、3月28日(火)関電東京支社前にみんな集まろう └──── 柳田真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク) 大阪高裁が3月28日(火)に、関西電力高浜原発の再稼働について判断を下す。 (現地からの情報) 「再稼働NO」の結論なら嬉しいが、今の裁判所の現状からみて最悪の結論も予 測して考えておかねばならない。 3月22日(水)の再稼働阻止全国ネットワークの定例の事務局会議では、3月 28日(火)当日5:30−6:30(1時間)に関西電力東京支社前(日比谷公園そば) で緊急だが集会を持つことになりました。関西の皆さんの闘い(集会・行動)に 連帯した行動です。 "関電高浜の今後"は再稼働阻止にとっても重大な問題ですので、ぜひ多くの人 の参加を期待します。 ノボリ旗、ボード板やら、手製の掲示物をできれば持ちよろう! 主催は再稼働阻止全国ネットワーク (たんぽぽ舎気付け:電話070−6650−5549) ※なお、高浜原発再稼働阻止で4月の土・日(日程はまだ不確定)に福井の高 浜原発へ大型バスとJR(新幹線)で行くことも準備中。交通費補助あり。多く の参加を乞う。 ┏┓ ┗■2.あれから6年 福島第一原発事故とわたし | 福島の原発被害者の現状 └──── 木幡ますみ(福島県大熊町議会議員) あれから6年が経とうとしています。6年前、国や県は福島第一原発事故によ って放出された放射能から住民を逃がしたにも関わらず、今度は放射能の汚染は 除染によって低くなりました、さぁ帰りましょうと、住民を元の居住地に呼び戻 しています。 自治体が消滅してしまう危機感からか、避難地域の長が中心となって避難指示 の解除を必死に進めています。 除染をしたからといって、放射能の汚染が消えてなくなったわけではありませ ん。国や県は、少々の放射能汚染で死んだり病気になるわけではない、それより 皆で故郷に帰らなければ避難をしている住民のストレスは増えるばかりであると いい、戻って復興することの方が心と体のために一番良いことなのだといいます。 さらには、故郷を復興させよう、復興に関わる団体や企業にはお金を出すとわ めいています。そして福島市や、郡山市、いわき市からの自主避難者の皆さんの 住居の無償提供を今年3月で打ち切ろうとしています。 とはいえ、福島県内にはまだまだ放射線量が高い地域が存在し、将来の子ども の命、健康を守ろうとするならば、避難をしていることは当たり前です。避難を していること自体が悪いみたいに、放射線量に関しては見向きもせず住宅の無償 提供をなくしてしまったら、多くの人が生活に困窮し、子どもの教育も健康、命 を守ることもできなくなってしまいます。 未だ事故が収束しておらず、放射能を出し続けている壊れた原発が目と鼻の先 にある中で、復興だけが一人歩きをしているこのような状況が許されて良いので すか? 現在実際に避難指示を解除された原発周辺の市町村では、帰還されている住民 はさほど増えてはいません。日中は結構賑やかですが、夜になるとそれぞれ避難 先であるいわき市等に確保した新たな住居へ戻って行ってしまうので、家々の明 かりは少なく、避難指示を解除された町とはいえ非常に静かです。 しかし、それは仕方がないことだと思います。6年という年月は長く、避難先 で新たな生活を始めている方々が多い状況です。ましてや、除染したからといっ て、放射能の汚染が消えてなくなっているわけではありません。いくら故郷では あっても、国や県からここからは逃げなさいといわれた所にはなかなか戻れませ ん。 しかし、そうは思いながらも、今後のことについて、心の中は不安でいっぱい だと思います。これから住民票は? 税金は? 将来の自分たちの子どもや孫た ちにまで、負の遺産を引き継がしていいものかどうか等、悩みは尽きないのでは ないでしょうか。 福島第一原発は未だに危険な状況です。つい最近発表されましたが、第一原発 の2号機にロボットを入れて内部調査を行い放射能汚染を計算して割り出した結 果、530シーベルト、640シーベルトというとんでもない数値が示されました。こ の結果は予測されていたことでした。しかしまだまだこれは序ノ口で、プルサー マル発電の3号機はもっと大変です。このようなものではないといわれています。 これから続くであろう廃炉作業はどうなっていくのか。原発の中のデブリは取 り出せないので最後は蓋をするしかないと思われますが、中はとんでもなく危険 な状態です。 これから先、途方もないほど長く続く壊れた原発の廃炉作業を、国と東京電力 はどういった形態でやっていこうとしているのかわかりませんが、投げ出さない でしっかり取り組んでいってほしいものです。 しかし、国は日本中の原発の再稼働を急いでいます。本当にとんでもないこと です。福島県の原発の廃炉作業一つもできないのに、もし他の原発で同じような 事故が起きたらどうなるのか、人が住める日本ではなくなってしまいます。 原発の再稼働を直ちに止めましょう。 原発は世界を壊していく格好の武器です。 (出版労連機関紙「mi・ra・i・e」(未来へ)No.20、 2017年3月10日から許可を得て転載) ┏┓ ┗■3.通行人がたくさんの渋谷をデモ行進…良かった | トランペットと太鼓を先頭に、たんぽぽ舎、阻止ネットなど | 合同デモ隊多数 | 3・20代々木公園集会は1万1000人、拡大する原発の課題を共有した └──── 柳田真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク) ○3月20日(月・休日)代々木公園での春のさよなら原発全国集会は東京を中心に 近県からも参加者が多く、1万1000人と発表された。たんぽぽ舎は、再稼働阻止ネ ット・反原発自治体議員市民連盟や福島事故緊急会議、鹿砦社(ろくさいしゃ− 原発反対の季刊雑誌voiceを発行)と共に早朝11時から合同テントを借り、週刊金 曜ビラなど2000枚を配布しました。またテント内では原発パンフや高浜原発止め ようハガキ(3枚1組200円)voice11号(680円)緊急会議作成のいくつかのパンフ などを普及しました。 会場では久しぶりに会う友人知人も多く、あちこちで話の輪が弾んだ。 これらの集会の内容は新聞報道や下記のUチューブをご覧下さい。 https://www.youtube.com/watch?v=iAxIlmzJZy4 他 ○ 本稿は最後のデモとアピールが良かったのでそれを報告します。 大集会の後、2コースにわかれて3時10分デモに出発。労組系の団体を中心にと した原宿コースと市民団体を中心とした渋谷コース。私たちは市民団体の初めの 方の梯団を合同で組んだ。 先頭に多摩川太鼓とトランペット。横断まく(原発ノ−・再稼働ノー)とノボリ 旗が10数本。 合同デモに参加した団体は(柳田の大ざっぱな記憶):たんぽぽ舎、再稼働阻止 全国ネットワーク、反原発自治体議員市民連合、経産省前テントひろば、福島事 故緊急会議、沖縄の会(基地のない平和な沖縄をめざす会)、墨田区職員労働組合、 原発・核燃とめよう会、その他いくつものグループ・団体と個人多数。これら、 たんぽぽ舎や再稼働阻止全国ネットワークの友好団体の合同デモで、かなり大き な人数の独立の梯弾となった。 デモコースは代々木公園→公園通り→渋谷駅ハチ公前→宮益坂下→神宮通公園 解散(1.3km) 出発前の待ち時間は沖縄の会の人のトランペットでいくつかの曲をみんなで歌 う。沖縄の基地阻止の闘いと原発再稼働阻止の闘いが歌でも結ばれる。先頭集団 (梯団)に続いて私たちも元気にデモへ。武笠さんの良く通る声に合わせてみんな のコールが道路の両側にひびく。 渋谷駅周辺の人々に、原発やめよう、再稼働やめよう、のコールがひびく。交 差点のところで信号待ちの時はひときわ大きくコールが聞こえる。元気一杯、デ モ行進し、解散地の公園で今後もガンバロウで解散。 ○参加したOさん(再稼働阻止ネット)−渋谷のデモは良かった。参加者も多いせ いで、音楽(先頭のトランペットと太鼓)も良かった。渋谷駅周辺の人の通りがと ても多いところでの“原発やめよう”のコールも周りの人々によくひびいて良か った。武笠さんの地声のコールもよくひびいて、それにみんなで唱和して、渋谷 周辺の通行人の大集団へも届いた。マイクより人間の地声(むかさコール)で、 逆に良かったかもしれない。 他の梯団もそれぞれ原発反対のコールをやれば(やったと思うが)大きな効果だ ったと思う。 ┏┓ ┗■4.新聞より2つ └──── ◆県知事が大飯原発視察 防災対策確認「再稼働、容認できず」 滋賀県の三日月大造知事は20日、関西電力大飯原発(福井県おおい町)を視察 した。早ければ夏にも再稼働が見込まれる3、4号機の新たな防災対策について、 関電側から説明を受けた。 国は、被ばく回避のための防護措置や避難計画など、同原発の緊急時対応の取 りまとめを進めている。視察は、原発が集中立地する福井県の隣接県知事として、 同原発の安全対策や事故時の課題を探るのが目的。三日月知事が同原発を訪れた のは初めて。 三日月知事は3、4号機で事故が起きた際の現場指揮所となる緊急時対策所を 視察した。現在1、2号機の建屋内にある対策所と、新たに構内に設ける対策所 の建設現場を確認した。電源を失っても原子炉を冷やすための海水を注入できる よう導入された大容量ポンプや電源車の説明も受けた。 約2時間の視察を終えた三日月知事は「福島の事故を教訓に、さまざまな課題 を克服すべく対策を取っていた」とする一方、「実効性のある多重防護体制の確 立はまだ道半ば。滋賀県として、3、4号機の再稼働を容認できる環境にはない」 と従来の立場をあらためて表明した。 この日は原発視察に先立ち、大飯原発から半径約30キロ圏の緊急防護措置区域 (UPZ)にある滋賀県高島市今津町保坂のモニタリングポストや、UPZ内の 山間地にあり9世帯12人が暮らす同町の天増(あます)川区も訪れ、避難ルート の現状などを確認した。 (3月21日京都新聞滋賀版より) ◆<高浜原発>地元対応幹部を増員 高浜出身の副所長も 関西電力は21日付の異動で、高浜原発の地元対応を担う幹部職員を大幅に増 員した。副所長を2人から3人、担当課長を2人から5人に増やした。 新たに赴任した副所長は地元・高浜町出身という。関電は「立地地域での理解 促進を強化するため」としており、担当課長らが定期的に地元に赴き、原発への 理解を求める予定だ。 高浜原発の地元では、関電と原発に対する不信や不安が広がっている。1、2 号機が昨年6月、運転開始40年超の原発として初めて運転延長認可を受けたもの の、隣接する高浜町音海(おとみ)地区の自治会が運転延長反対の意見書を採択 した。関電は、こうした動きへの対応を迫られていた。【高橋一隆】 (毎日新聞 3/22(水) 7:00配信) https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170322-00000004-mai-bus_all Created by staff01. Last modified on 2017-03-23 19:26:49 Copyright: Default |