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深刻化するフクシマの現実〜7.14反原発金曜行動レポート

動画(9分半)

 7月14日金曜日、連日の猛暑もあって、この日の官邸前と国会前の反原発抗議集会は少なかった。しかし福島事故は収束するどころか、その深刻度は増しつつある。目を開き耳をふさがなければ、じわりじわりと未知の現実が迫っていることが理解できよう。

 官邸前では「ふるさと双葉町を返せ」のプラカードを首から提げている亀屋幸子さんが訴えた。「いま福島はますます悪くなっています。甲状腺がんの子どもたちは191人に増えました。手術すればすむ問題じゃなく、一生ホルモン剤を飲みつづけなければならない。自分の孫だったらどうしますか?」。また「白血病や若者の突然死で死亡者は増えています」と福島の実態を語った。

 国会前では、いつも東電事故の現状を報告している川崎の春橋哲史さんは「タンク内汚染水の貯留量が100万トンを超えました。川村会長は貯留の限界はあと2年分と認めた」と報告した。では、そのあとはどうなるのか? 文京区の菅谷ファミリーは「このままでは日本は世界の核のゴミ捨て場になってしまう」と訴えた。ーーそれでいいんですか? 〔木下昌明〕


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