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「非正規差別」不当判決には屈しない!〜東京メトロ本社に怒りぶつける

動画(3分39秒)

 非正規差別を公然と認める3月23日の東京地裁不当判決から約1か月。東京東部労組メトロコマース支部は不当判決に屈することなく、4月19日昼、親会社の東京メトロ前(東京・上野)で「非正規差別をなくせ」と再び元気な声を上げた。

 後呂良子支部委員長(写真上)は、「私たちは司法に差別された。憤りで一杯だ。でもこの憤りを運動として広めていきたい」「メトロの駅売店は、ローソンメトロスに変わり、全店が閉店になった。いままでの契約社員は賃金や移動でも差別され、自分から辞めるように仕向けられている。会社を許すことはできない。安心して働ける賃金の実現を目指してしぶとく、したたかに闘っていく」と決意を述べた。

 支部は、4月5日に判決を不服として東京高裁に控訴した。一方、会社(メトロコマース)も、判決で唯一認められた後呂さんの残業代の割増率の差額4109円さえも不服として控訴した。証人尋問以外いっさい法廷に出席しなかった会社のやり方は、どこまでも非道だ。怒りにもえた当該と支援者は、話し合いを求めて会社入口から入ろうとしたが、ガードマンが立ち塞がる。そこで人々はその場で「非正規差別をやめろ!」「労働者の尊厳を守れ!」「不当判決に屈しないぞ!」などのシュプレヒコールを上げた。

その声は「東京メトロ」ビル全体に響きわたり会社幹部にも聞こえたに違いない。この日の行動は、東部けんり総行動の一環として行われたもので、参加者は100人を超えた。【佐々木有美】


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