「被災地フィールドワーク」に参加して : 急速にすすむ「復興」変わらない被災地の現実 | |||||||
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●福島県教組・被災地フィールドワーク 急速にすすむ「復興」〜変わらない被災地の現実湯本雅典*飯舘中学校 8月7日、「被災地フィールドワーク」(主催:福島県教職員組合)に参加した。福島県教組は、震災後「被災地フィールドワーク」を実施してきた。今回の参加者は、32名。福島県外からは、川崎市、熊本市から参加者があった。
今回のコースは、川俣町山木屋地区、飯舘村、浪江町である。山木屋地区と飯舘村は来年3月に避難指示が解除される。また、浪江町は避難指示解除に向けて住民懇談会が始まっている。 飯舘村では、飯舘中学校で下車した。「除染中」の看板がかかげられていた。それでも0.5〜1マイクロシーベルト/時以上の線量が計測された。現地での開校は、再来年3月予定とされているが、それまでに線量が下がるのか疑問が残る。
現在でも全町避難が続く浪江町(写真)。JR浪江駅(現在休止中)の前で「夏休みの休日でもまったく音がしない町、この実態を体感してください」と福島県教組双葉支部書記長の日野彰さんは語った。
熊本から毎年参加している人は、「熊本でも今年の大地震の後、すぐに学校の授業を再開させようという動きがありました。被災地では、どこでも学校再開が『復興』のシンボルにさせられてしまっています」と語った。(取材:8月7日) Created by staff01. Last modified on 2016-08-14 16:33:33 Copyright: Default |