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「原発の収束作業は国が責任をもて」〜反核世界社会フォーラムで被曝労働問題
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「原発の収束作業は国が責任をもて」〜反核世界社会フォーラムで被曝労働問題


 *「被曝手帳」を手にした池田実さんとムィコラさん(右)

動画(池田実発言 5分)

 3月27日「核と被ばくをなくす世界社会フォーラム」は、都内で5つの分科会が開かれ、活発な報告・討論が行われた。「被曝労働問題の現状」の分科会(在日本韓国YMCA)では、フランス・ウクライナ・韓国・日本の元作業員が実態と問題点を報告した。

 韓国のギム・ヅチョンさん(写真上)は「24基が稼働している韓国。非正規労働者の割合が4割近くになっている。かれらは“雇用の不安定・低賃金・労働経験の蓄積ができない”などの問題を抱えている。それは即、原発の安全性にも関わること」と強調した。

 フクイチの三次下請けで「危険職場」にいた池田実さん(写真上)も、「同じチームで9000円の人もいれば16000円の人もいる。原発は線量が高いのに除染作業より賃金が安いなど矛盾だらけ。東電の下請け構造に問題がある。これまで5万人が働いてきたが、辞めたあとの補償は何もない。使い捨てだ」と憤る。


 *フランスの原発労働者・フィリップさん


 *チェルノブイリの収束作業員だったムィコラさんとヴァレンティンさん(右)

 議論で一致したのは「原発の収束作業は国の責任で行い、直接雇用が原則」ということ。28日も同じメンバーで「国際シンポジウム」を行い、議論を深める予定だ。(M)

レイバーネットTV第100号 : 核のない「もうひとつの世界」は可能か?(ウクライナ・フランスの話あり)


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