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「史上最悪の人間が首相!わたしたちの恥」〜9.25金曜行動レポート
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「史上最悪の人間が首相!わたしたちの恥」〜9.25金曜行動レポート

     木下昌明

動画(10分)

 9月25日、安保法案が成立?してから最初の金曜日。しとしとと朝から雨が降りつづいていた。今夜は国会周辺のデモは中止かもしれないと思いながら官邸前の階段を上りはじめると、「原発反対」の大きな声がきこえてきた。やってるな! 人々は雨の中、傘や雨ガッパ姿で叫んでいた。

 コールがシールズ調になっているのがおかしかった。よくみかける90歳前後のおばあさん、斉藤美智子さん(写真)は、きょうもスピーチで訴えていた。「アベさん、どうしてこんな史上最悪の人間が首相に居座っているのか、わたしたちにとって恥以外の何ものでもありません」。彼女のエネルギーには舌をまく。

 「福島を返せ」と大書したプラカードを掲げた人やホラ貝を吹く人もいた。しかし、財務省前でいつも黄色い旗をふっていた老人ホームから通っている老婦人は今週もきていなかった。もう一カ月以上になる。

 国会正門側でもいつものように集会が行われていた。「希望のエリア」では、韓国からフクシマの現状を視察にきたというカトリック神父(写真上)が話をした。プサンには現在原発6基が稼働しているが、さらに2基建設中でこのままいくと10基つくられると、その危機感を訴えていた。1基でも爆発すれば日本も大きな被害をうける。原発はもはや一国の問題だけではなくなっている。

 シールズの学生たちでにぎわっていたもう一つの国会前広場は、閑散としていた。今週はお休みだった。雨のため並木のいちょうから青い実が落ちていた。

 経産省前テントひろばでは、川柳で有名な乱鬼龍さんがさつまいもをくばっていた。テント1476日目。つづけるしかない。


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