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LNJ Logo 東京東部労組 : 7.10 東部労組全溶支部が24時間ストライキと抗議アピール行動を貫徹!
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7.10 東部労組全溶支部が24時間ストライキと抗議アピール行動を貫徹!

                須田光照(東京東部労組書記長)/写真=shinya

 JRや私鉄各社のレール溶接を手がける株式会社全溶(本社:東京都練馬区)の 労働者でつくる全国一般東京東部労組全溶支部42人は、会社側の組合要求に対す る不誠実なゼロ回答に抗議するため、7月10日午前6時から同11日午前6時まで の24時間ストライキを貫徹しました。7月10日午前11時からは全溶本社前でスト ライキ抗議アピール行動を支援者を含めて約80人で実施しました。

 全溶支部は7月8日夜に団体交渉を行い、過去に赤字脱却の名目で一方的に削ら れた手当や人員の復活、また会社の黒字化に協力してきた見返りと生活を守るた めのボーナス増額などを要求しましたが、いずれもゼロ回答に終始する会社側に 怒りが爆発。そのまま本社所属の組合員32人が初めてのストライキに突入し、夜 間作業を放棄しました。7月10日は第2波として24時間ストライキを実施。東京 レールセンター所属の10人も合流して総勢42人の組合員が一糸乱れぬ団結でスト ライキを貫徹しました。

 7月10日に実施した抗議アピール行動では、本社前にストライキ決行中の組合員 が結集し、東部労組各支部や他労組の仲間とともに「手当カットを許さないぞ!」 「生活できるボーナスを払え!」などとシュプレヒコールを繰り返しました。本 社横の駐車場には作業用トラックが止まったままで、まざまざとストライキの威 力を示しました。本社前には会社役員らが居並び、行動の妨害を試みましたが、 組合員の抗議の声ではねかえしました。

 1人ずつマイクを握った全溶支部の組合員は「夜昼夜昼の連続勤務で社長が寝て いる間も寝ずに働いている私たちの生活を少しは考えるべきだ」「夜間作業の人 員を減らされたことは作業の安全に影響が出ている。事故が起きたときどう責任 を取るのか」「勝手に手当を削られて家のローンを抱えながら家族の生活もめちゃ くちゃにされた」「何も過大な要求はしていない。もとにあった労働条件に戻し てほしいと求めているだけだ」など切実で真剣な声が続きました。

 支援の仲間からは地元・練馬全労協の三澤議長と東京全労協の中原副議長のアピー ルを受けました。組合側は要請書を社長に手渡そうとしましたが、会社代理人の 芳賀淳弁護士(芳賀淳法律事務所)が割って入り妨害しました。組合員らは「沼 田社長を出せ!」のシュプレヒコール。それでも社長は姿を現さない、社長に取 り次がないという卑怯な態度だったため、全溶支部の中田委員長が要請書を読み 上げて芳賀弁護士に手渡しました。アピール行動は同支部の丸田副委員長による 団結ガンバローで締めくくりました。

 全溶の経営者はきちんと労働者と向き合って切実な声を聞くべきです!雨の日も 風の日も、暑い日も寒い日も、睡眠時間を削って努力してきた現場の作業員の要 求に応えるべきです!労働者の安全を第一に考えて人員をもとに戻すべきです! 東部労組全溶支部は労働者の生活と権利を守るため、今後もストライキをはじめ、 あらゆる手段で徹底的に闘っていく決意です!仲間の皆さん、引き続き東部労組 全溶支部へのご支援をよろしくお願いします!

<抗議先>
株式会社全溶
代表取締役社長 沼田 昌雄
〒178-0063 東京都練馬区東大泉2-11-6
電話 03-3922-1991
FAX 03-3922-1980

ブログ「労働相談センター・スタッフ日記」記事参照:
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/b00e62674a76cd27717b1012d822f791


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