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4コマ漫画の学習資料を駆使〜職場から「戦争法案」反対する福島県教組

                湯本雅典

 「戦争法案」の国会審議が本格的に始まり、国会前を中心に大きな集会が取り組まれている。これから「戦争法案」を止めていくには、大きな集会と同時に地域や現場から反対の声をいかにあげていくのかにかかっているだろう。

 福島県教職員組合は、第2次安倍内閣が発足し憲法96条改悪の動きを見せたころから独自の憲法改悪反対の学習資料を作り、職場からの取り組みを開始した。今回、「戦争をさせない全国署名」の提起にこたえ4コマ漫画を駆使した独自学習資料(第3集)を製作し各支部・分会に配布し、資料のダイジェスト版は全職員に配布し署名運動を盛り上げている。

 安倍首相は、国会答弁で「平和の前進のために今回の『安全保障関連法案』は不可欠」とあたかも平和の為のような「デマ」で国民をあざむこうとしている。福島県教組の学習資料で4コマ漫画を執筆した柴口正武さんは、「問題が、わかりにくくさせられているからこそ、わかりやすく解説することが必要です」と語る。

 

 4コマ漫画「周辺よりも」では、「周辺、周辺といいながらまったく遠い地域に自衛隊を派兵させようとしている」ことを暴いている。また、「『後方支援』って!?」では、「自衛隊員の命そのものがおびやかされる、教え子が戦場に行かされる危険性」を暴いている。

 福島では6月21日、県教組郡山支部などが実行委員会を作り「戦争させない・9条壊すな福島県中県南集会」が開催される。県教組の取り組みが、地域に広がりを作り始めている。(取材:4月30日)

福島県教職員組合のホームページ
http://www.f-t-u.or.jp/

動画(3分16秒)


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