市民の力で放射線量測定を続ける〜3a(安全・安心・アクションin郡山)の取り組み | |||||||
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市民の力で放射線量測定を続ける〜3a(安全・安心・アクションin郡山)の取り組み湯本雅典震災以降、放射能の不安に親、市民の立場から応える取り組みを続けてきた「安全・安心・アクションin郡山(略称:3a)」が行っているホットスポットファインダー(*)による放射線量測定の取り組みについて、実際に測定の活動を続けている方々からお話を聞いた。 3a代表の野口時子さん(写真)は、「震災直後から測定を希望されていた親御さんはお子さんも大きくなり、ご自身も仕事を始める方が増えたため少し遠のいていますが、福島に戻ってこられた親御さん、小さいお子さんをもつ親御さんから測定依頼がきています」と、住民の放射能への不安は消えてはいないと語った。 他にこの日、取材に応じていただいたお二人は、もともとご自身で線量測定をやっておられその後3aの取り組みに参加された方々だ。 郡山市在住の木元秀雄さんは、「震災直後は、22μSv/時のところがありました。高いところはだいたい決まっています」と経験の豊富さを語った。 保護者の立場で取り組みに関わる鈴木洋平さんは、「私たちの報告を市に紹介すると、最近は比較的早く対処してくれるようになってきています」と市民の要請が行政に届きつつあると語った。 震災後5年目を迎え、郡山市内で放射能のことを語ることさえ難しくなっているという話も聞く。その中での3aの継続した放射線量測定の取り組みは、とても貴重だと感じた。野口さんの「これからは、『依頼される取り組み』でなく『自主的な取り組み』が問われると思います」という言葉が印象に残った。(湯本雅典 取材:5月1日) *ホットスポットファインダー:GPSと連動して道路等を歩行または走行しながら連続的に空間線量率の測定ができる機器 安全・安心・アクションin郡山(3a)のホームページ Created by staff01. Last modified on 2015-05-04 17:42:51 Copyright: Default |