雨の中でも「原発ノー」の人々〜4.17金曜行動レポート | |||||||
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雨の中でも「原発ノー」の人々〜4.17金曜行動レポート木下昌明4月17日の金曜日、昼は官邸前で翁長知事激励・辺野古基地反対の抗議行動、夜は原発反対の金曜行動が行われた。このところ同じ日でも、官邸前で抗議行動が二つも三つも行われるようになった。安倍政権はあまりにも民意を無視して突っ走っているからだ。 夜は雨にもかかわらず、人々は立ち去ることなく声を上げつづけていた。そのなかで4月14日に関西電力の「高浜原発の再稼働を認めない」という福井地裁の仮処分判決を受けてのスピーチやプラカードが多かった。福井からは、住民の原告団や代理人が駆けつけてスピーチをした。判決は、人々の命にかかわる「人格権が侵害されている」とする画期的なものだ、と訴えていた。この判決は新聞では短い要約しかのっていないが、実は65ページに及ぶ長文で、原発が人間生活とはいかに相反するかが論証されていた。 原告団事務局長の松田正さん(写真)はスピーチの中で、「いま福井で何が起きているのか、原子力発電所の周りの公民館や小学校にはシェルターがつくられ、住民にはヨウ素剤が配られている。これは関西電力自身が原発は壊れるものだと証明しているようなもんだ」と。シェルターの中で人間は一生送れるものではない。 財務省前の交差点では、老人ホームからやってきた熊野亘代さん(写真)が反原発の旗をふっていた。彼女は毎週休まずにきていて、雪で中止になった日も一人で旗をふりつづけていたという。体には寒さをしのぐために、宇宙飛行士が使う断熱材をまいていた。もう4枚目になったという。 国会前でサイクリングで抗議する人たちは、ダンボールでつくったドラム缶が雨にぬれて困っていた。これから横浜に帰るのだ。 Created by staff01. Last modified on 2015-04-19 13:14:34 Copyright: Default |