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LNJ Logo 香港:市民の訴えに答えるまで政府本部ビルを封鎖する(大学 生連合会)
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〔レイバーネット国際部・I〕

香港では11月30日に大規模な集会が行われ、その後、学生市民らの訴えに答えるまで 政府本部ビルを封鎖するという包囲行動が夜中にかけて実施されました。多くの衝突があ りましたが、現在は政府本部に隣接する大通り(龍和道)の封鎖が行われているようです が、一進一退のようです。 ・アップルデイリーのライブ中継 http://umbrella.appledaily.com/ 学生連合会の速報サイト(http://www.hkfs.org.hk/live/)によると、つい先ほど違 法集会の警告が発せられ、鎮圧部隊の姿などが確認されているようです。 中国だとすぐにインターネット封鎖されちゃうんですけど、さすがに香港ではまだそこま では。 以下、香港独立媒体に掲載された大学生連合会の声明の翻訳です。 原文はこちら http://www.inmediahk.net/node/1029051 ============== 政府が市民の訴えに答えなければ 政府本部ビル封鎖を解くことはできない 香港大学生連合会 オキュパイ開始から64日が経過したが、政権は取り乱すばかりであり、逆に市民に対す る滅茶苦茶な弾圧を強めている。今晩9時、香港大学生連合会(学聯)と市民は「警察 に対する不要な挑発あるいは襲撃はしない、集団で行動する、公共施設を不要に破壊しな い」という三つの原則のもとに、権力中枢の象徴である政府本部ビルの封鎖を試みた。 これまでに、添馬、龍和通り一帯で多数の衝突がみられた。ニュースの中継では、デモ参 加者が顔面から流血し、随所にあざができ、あちこちに傷痕が見られた。ヘルメットで武 装した警察が、デモ参加者に対して警棒を振るいながら雨傘を払いのけ、段ボールで作ら れたデモ隊の盾を奪い去りながら、添華通りに引きずり込んで拘束した。警察は市民を地 面に押さえつけながら、手足をきつく縛りあげていた。そしてペッパーガスを噴射したあ とに、その容器をデモ参加者の顔面に押し付けるという恥ずべき暴力を見せた。 特区政府と親中派団体は、オキュパイ参加者が道路を占拠し、民生に影響を与えていると 批判してきた。前線での衝突で、警察はなんども警告用のレッドフラッグを掲げ、警察の 防衛ラインに近づくことを禁じ、わずかでも動きがあれば、ペッパーガスを噴射し警棒で 殴打した。だが市民はひるむことなく次々と押し寄せ、不服従の抵抗に奮闘し、オキュパ イを各地で展開し、その規模を拡大してきた。結局のところ、市民が立候補する権利を簒 奪してはばからず、市民の道徳的権利という最低限の防衛ラインに対して何度も攻撃を行 い、民意を踏みにじってきたのは梁振英を首班とする特区政府であり、いまふたたび機動 隊を動員して無辜の市民に対する冷血な弾圧をおこなっている。 対岸(台湾)で終了したばかりの選挙では、民意を軽視し、一度は学生(ひまわり運動) に対して暴力的弾圧をおこなった政権党が無残にも惨敗した。「人民の側に立たない政府 から、人民は権力を取り戻すことできる!」という主張はすでに国際的にも通用する名言 であり、公権力を手放そうとしない支配者は無視することができないテストの一つとなっ ている。学生連合会は、市民に対して明日の出勤時間まで政府本部ビルを封鎖し、政府本 部ビルの動きを麻痺させることを呼びかける。特区政府は学生連合会や様々な団体が堅持 する「8月31日の(中国全人代常務委員会の決定という)枠組みを撤回し、選挙制度改 革のための一連の手続きを再度実施せよ」という訴えに答えるべきである。もしそれに応 えな ければ、われわれは政府が人民に帰するまで、政府本部ビルの封鎖を継続しつづけるだろ う。 香港大学生連合会 2014年11月30日

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