報告 : 岩国と韓国から問う『集団的自衛権』集会 | |||||||
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オスプレイが都内に初めて飛来した。7月19日に岩国基地をたち、横田基地に着陸したのだ。人々に嫌悪と恐怖心を与える飛行物体が来たその日、同じく岩国から一陣の涼風とでもいうようなお二人が上京された。井原勝介・すがこ夫妻(左二人)である。 「岩国と共に蓮の会」主催で、「岩国と韓国から問う『集団的自衛権』」と題した集会が東京・渋谷区内で開かれた。元岩国市長の井原勝介さんは、市民政党「草の根」を拠点に地域からの民主主義創出の運動に取り組んでいる。その井原さんは岩国の現状をふまえて、民主主義が無視され、憲法が破壊されようとしている今こそ、市民が主権者として立ち上がり、この国を作り変える必要を力説された。 勝介さんのパートナーであるすがこさんは、2011年に山口県議会選挙でトップ当選し、市民派議員として大活躍されている。何を質問しても「国の専管事項だから」と言う答弁に始終する知事への 失望を話された。これじゃまるで安倍のお膝元の傀儡ではないかと参加者は思っただろう。 今、兵庫県議の政務調査費問題が話題になっているが、ご自身はただひとり420万円の調査費をうけとらず、活動していることで、山口県内で大変な評判になっているそうだ。簡潔明快な話しぶりで、そのお名前どおりすがすがしい市民派女性議員である。 大阪から社民党前衆議院議員の服部良一さん(写真上右)がかけつけ、東アジアと日本の友好善隣について話された。訪れた韓国では、いつもは与野党激突の国会で満場一致で、日本の集団的自衛権反対の決議をしたとのこと。これは日本帝国主義の軍隊「皇軍」への記憶を呼び覚ますものだという。いかに北朝鮮と厳しく対峙していても、日帝支配の植民地化への警戒の方が強いのだ。中国もまた日本軍国主義復活に警鐘を鳴らしているとのこと。 欧米メディアも安倍を国粋主義者とみなし、隣国との友好善隣もはかれず、アメリカに追随するだけの無能な指導者と見ている。最後に、国内では威張っていても、世界中から孤立しており、人類史的にみても立憲主義を乱暴に破壊する無法な首相であることを強調された。グローバルな視点からの大変有益な話であった。そして、こんな人こそぜひ国会に復帰してほしいと誰もが望むような、温かい人柄と高い見識がその話しぶりから伝わってきた。 暴走する安倍政権のもとで晴れぬ思いで過ごしている人がほとんどだろう。しかし、その反動ぶりも底を打った。これからが我々の反撃の時だ。そんな勇気と希望を与えられた集会だった。(レポート 牧子嘉丸) Created by staff01. Last modified on 2014-07-20 18:22:46 Copyright: Default |