本文の先頭へ
台湾:行政院を占拠した学生に対する警察の暴力的弾圧を糾弾する
Home 検索
〔レイバーネット国際部・I〕

台湾で24日早朝5時半、放水車と機動隊による暴力的な排除による多数の負傷者が出たこ
とに対する抗議声明を訳しました。



原文
http://www.inmediahk.net/node/1021759

画像は「苦労網」など多数。
http://www.coolloud.org.tw/node/77881

http://www.flickr.com/photos/coolloud/sets/72157642791619013/

これが自由貿易の敵は外国資本ではなく、自国資本とその傭兵だという事実です。

===========

国家の暴力は容認できない
行政院を占拠した学生に対する警察の暴力的弾圧を糾弾する

黒色島國青年陣線 プレスリリース 2014年3月24日

今朝未明、警察は行政院を占拠する学生と民衆を実力で排除した。われわれは行政院が機
動隊を派遣し、棍棒、盾をつかって丸腰の学生を攻撃し、何人もの学生と民衆が警察に殴
られて頭から血を流したことに対して強く抗議する。

警察は放水車の強力噴水を直接学生に放射した。それだけでなく現場に駆け付けた医師や
弁護士に対しても警察は情け容赦なく弾圧を加えたのである。

われわれの調べではすでに百名以上の学生と民衆が病院に送られた。われわれはすでに医
療及び法的支援を提供している。より具体的なデータは現在、各病院に問合わせ中である
が、現在までに少なくとも7つの病院に搬送されたことを確認している。

そのほか、われわれの調べでは、警察は排除の際にまずメディアを排除して、自らの合力
行為の証拠を見えないようにした上で、200名あまりの民衆を行政院のロビーに押し込め
た。われわれは警察がこの200余名に対して暴行を加えないよう、再度強く要求するもの
である。

憲法23条あるいは行政手続法第7条によれば、警察のこのような過剰な法執行行為は、す
でに重大な違反である。

これらの学生がいったいどのような罪を犯したというのであろうか?これほどまでの暴力
を用いる必要が行政院にあったのであろうか?これらの民衆が頭から血を流し、骨折しな
ければならないほど、いったいどのような罪を犯したというのであろうか?

われわれは引き続き負傷した学生と民衆の情報収集を続ける。われわれはボランティア弁
護団が、行政院長の江宜樺、警政署長の王卓鈞、警察中正第一分局局長の方仰寧を傷害容
疑で告訴し、負傷した学生たちに正義を取り戻すよう要請する。

われわれは、馬英九政権が民主的手続きを踏みにじっただけでなく、国家の暴力を用いて
台湾の民主主義を守ろうとしたこれらの学生を踏みにじったことを再度糾弾するものであ
る。



Created by staff01. Last modified on 2014-03-25 08:58:43 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について