郡山市 やっと学校へのエアコン設置へ!〜安全・安心を求める市民運動の成果 | |||||||
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郡山市 やっと学校へのエアコン設置へ!3a(安全・安心・アクションin郡山)代表 野口時子さん(写真)に聞く12月12日、福島県郡山市議会文教福祉委員会は、郡山市立学校へのエアコン設置を全会一致で決めた。 2011年の震災以降、郡山市内の学校では除染作業がままならない中でも窓を閉め、猛暑の夏を扇風機だけで乗り切ってきた。その結果、真夏の教室は40度近くまで達し、子どもたちはきわめて悪条件の中での学習を強いられてきた。 3aでは、これまで2回の教室へのエアコン設置を市議会あてに請願したが、いずれも否決された。理由は、「震災で節電が叫ばれている中でのエアコン導入は、逆行である」というもの。果ては、「我慢を強いるのも教育だ」と発言した市議会議員もいたという。 同じ県内でも二本松市は震災直後から学校へのエアコン導入を実施したが、郡山市は頑として動かなかった。 今回採択された請願は、「福島県中小企業家同友会郡山地区女性部」という会社経営者が中心になって進めてきたもので、請願書とあわせて17000筆の署名も提出された。しかし、請願書には「放射線」の文字はまったくなかった。つまり、「猛暑という児童生徒の劣悪な教育環境を改善するため」の措置として、エアコン導入が認められたわけである。あからさまに「放射線の文字が入っていないので、今回は賛成にまわった」と言う議員もいたと野口時子さんは話す。 このエアコン導入実現(今後本会議にかけら可決され、実現の運びとなる)の意義は非常に大きい。それは、子どもたちの教育環境の改善につながるからだ。しかし、他方で「放射線防護のためのエアコン導入」という論理が通らないという大きな課題も明らかとなったのだ。 野口さんは、「これからの行政への要求は、ますます難しくなりました。でも『放射能から子どもたちを守る』という私たちの願い、目的は変わることはありません」と語った。(取材・12月12日 湯本雅典) 3a(安全・安心・アクションin郡山)のHP Created by staff01. Last modified on 2013-12-14 19:13:50 Copyright: Default |