「思想・良心に従ったら命令には従えない」〜田中聡史さんきっぱり | |||||||
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研修センターでの最後の研修を終えて出てきた田中聡史さん(板橋特別支援学校教員)は、やや緊張気味だったが「最後に、今後二度と服務事故(不起立)を起こさないと決意できたかと質問された。私は、思想・良心に従ったらそのような命令には従えないと答えた。控えめだが転向はしないと断言できた」と元気よく語った。 9月17日、田中さんの17回目の服務事故再発防止研修が水道橋の都教職員研修センターで行われた。田中さんは、今春の卒業式・入学式に「君が代」不起立をした。都教委は、それぞれ減給1月の処分をしたうえに、思想転向を迫る19回の研修(学校と研修センターで実施)を義務づけた。研修センター前には、60人余りの支援者が集まり、田中さんを激励した。 元教員で「君が代」解雇をさせない会の根津公子さん(写真上)は「田中さんは連続する不起立で弾圧の最前線に立たされている。心配なのは、田中さんが再発防止研修でイジメを受けるだけでなく、不起立前後の態度が良くないと分限免職へ向けての資料作りに使われるのではないかということだ。クビにさせないために支援していきたい」と語った。 また、「良心・表現の自由を!声を上げる市民の会」のSさん(写真上)は、「戦争で日本は、日の丸・君が代を錦の御旗にして何千万もの人々を殺した。それらに敬意を表し、(それをしない教員)を処分して、民主主義が成り立つのか。研修は鉄格子のない牢獄であり、その人の生命と人権をふみにじる。戦前とどこが違うのか」と門前に居並ぶ都教委職員に激しく迫った。 田中さんの研修は、あと2回の校長研修でおわる。その後は分限免職(解雇)の危険性がある。それをさせない支援を呼びかけたい。田中さんの不起立は、わたしたちの自由を守る不起立でもある。(佐々木有美) Created by staff01. Last modified on 2013-09-17 17:17:57 Copyright: Default |