八ヵ月のたたかいで「除染作業手当」の支払い勝ち取る | |||||||
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除染危険手当の支払いを要求して「ふくしま連帯労組」がたたかってきた争議(対鹿島建設・尾瀬林業・電興警備)は、6月30日の第4回団体交渉において、組合が要求していた(特殊勤務手当も含む)労働債権の全額を「解決金」として会社側が支払うことで合意し妥結した。そして、7月28日には勝利報告集会が郡山で開催された。以下は、3月のレイバーネットTVに出演してこの問題を訴えた中村さんからの寄稿である。(ウェブ編集部・写真は第2回団交) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私は、元除染作業員の中村です。今年の3月、除染現場の実態を一人でも多くの方々に知らせるべく、レイバーネットTV(写真)に出演させて頂きました。お世話になりました。ありがとうございました。 同じ釜の飯を食った仲間たち25名で組合を組織し、元請け鹿島以下、上位三社に対し本来環境省から、除染作業員に支払われる特殊勤務手当の支払いを求めて闘いました。八ヵ月の時間を有しましたが、7月28日に福島県郡山市において、勝利報告会を開くことが出来ました。多くの支援者の方々、支援組織そして、メディアの皆様のご支援あっての勝利宣言でした。本当に当該一同、感謝の気持ちでいっぱいです。 我々の争議より一足先に、楢葉町(ならはまち)の除染作業員四名が、声をあげ特殊勤務手当を勝ち取ることを知り、それに勇気づけられ、私たちも立ち上がりました。当該の闘いは、7月28日をもって終了しますが、他の現場の作業員たちも立ち上がってきています。また最近は一部行政の対応も依然と違ってきていると、全国紙の記者から連絡もありました。 以上、当該25名の活動の影響は小さくはなく、除染現場での違法脱法行為を知らせることが出来たという意味では、レイパーネットTV出演の意義は大きいと思っています。 最後に、いまだ福島第一原発現場を含め、除染現場の労働環境は、改善はされていません。それらの現場では、被災地である福島県民の多くが、この暑さの中頑張っています当該の活動でも抜本的な改善のためには、行政が動かないことには始まらないとの考えに至り、2度の省庁交渉に挑みましたが、結果は出せませんでした。今後の課題となるでしょう。この志を受け継ぐ人たちに、心からのエールを送ります。(2013.8.2) 電興争議 中村 Created by staff01. Last modified on 2013-08-02 22:16:40 Copyright: Default |