院内集会報告:いじめ防止法案、成立に向け急ピッチ!これでいじめがなくなるのか! | |||||||
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いじめ防止法案、成立に向け急ピッチ!これでいじめがなくなるのか!6月11日「いじめ防止等の対策推進法律案」参議員会館緊急院内集会が開催された。(主催:安倍教育政策NO・平和と人権を!ネットワーク) 「いじめの防止等のための対策の推進に関する法律案」(以下「いじめ対策法案」)は与党自民、公明がまとめ、5月17日に衆議院に提出された。以降11日までのわずかな期間で8回の実務者会議が終了し、以降今国会成立に向けた動きが急速化する模様だ。 集会では、この法案の問題点が次々に指摘された。 穂積匡史弁護士(写真上)は、「この法案は、いじめる側、いじめられる側を2項対立で描いている」「警察の安易な導入、懲戒、出席停止などがもりこまれ、厳罰主義化が心配だ」と指摘。 小笠原彩子弁護士は、「なぜ子どもが『いじめ』『非行』にはしるのかの考慮が、この法案にはまったくない。これは品質管理の思想だ」と危険性を強調した。 集会参加者の土肥信雄元三鷹高校校長(写真上)は、「厳罰主義は絶対にだめだ。子どもは変わる。しかし、文科省は教師が子どもに関わる環境を作っていない」といじめ問題に取り組みづらい学校現場の問題点を指摘した。 この法案は、成立に向け急ピッチで準備がすすめられている。法案の問題点を広く知らせる必要性を強く感じた。(湯本雅典) いじめの防止等のための対策の推進に関する法律案(与党案) Created by staff01. Last modified on 2013-06-12 10:05:06 Copyright: Default |