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LNJ Logo ドキュメンタリー映画『いのちを楽しむ〜容子とがんの2年間』公開
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ビデオプレスのドキュメンタリー映画『いのちを楽しむ〜容子とがんの2年間』(『がん・容子の選択』改題)が、いよいよ東京・大阪で公開される。東京は渋谷シアター・イメージフォーラムで6月1日から3週間、大阪はシネ・ヌーヴォXで6月15日から3週間の予定。多くの人ががんになる時代。その時、どんな選択をしたらいいのか。映画の主人公は、40歳で乳がんを発症した渡辺容子さん。『患者よ、がんと闘うな』の著者・近藤誠医師を主治医に、自然に自由に、仲間とともに生きてゆく。その彼女の「最期の2年間」に、ビデオプレス(松原明・佐々木有美)が寄り添った<いのち見つめる>ドキュメンタリー。医療の発展が私たちにもたらすものとは、そして「自分らしく生きる」とは――
試写会では、大きな感動を呼び、6月渋谷シアター・イメージフォーラムでの公開が決定した。

2013年/日本/ドキュメンタリー/102分/カラー/4:3/DV-CAM 制作著作:ビデオプレス 取材・構成:松原明 佐々木有美 宣伝協力:ウッキー・プロダクション(猿田) デザイン:渡辺純
◎文科省選定(青年向き・成人向き)◎日本映画ペンクラブ推薦

公式サイト(詳細情報)

予告編(YouTube)

6/1〜6/28(4週間) 渋谷シアター・イメージフォーラム 連日午前11時上映(初日、制作者挨拶あり) 当日1500円(特別鑑賞券1200円)
 6/15〜7/5 大阪シネ・ヌーヴォX 11:30/15:50(詳細はHP参照)

・お問い合わせ ビデオプレス TEL03-3530-8588 FAX03-3530-8578 mgg01231@nifty.ne.jp

●推薦コメント

 ★医療に支配されない見事な人生  中村仁一

 医療に支配されない、医療を利用した見事な人生だったと思います。ただ欲をいえば、極度の脱水時の点滴注射と最後の豊島病院の搬送が、彼女の意思(事前の意思表示も含めて)だったのかどうかは画面からは見えてきませんでした。死亡診断書を発行してくれる医師として網野医師がいたわけですから、在宅死が十分可能だったはずです。大体、最後は容態は変わるものです。でも自らの人生の主人公を全うされた姿は見事でした。(同和園附属診療所所長・『大往生したけりゃ医療とかかわるな』著者)

 ★『エンディング・ノート』よりいい  本田孝義

『いのちを楽しむ』は必見の作品。僕は6年前に父を胃がんで亡くしているので色々考えさせられた。渡辺容子さんの「いのちを楽しむ」姿勢が見事。『エンディング・ノート』よりいい。(『モバイルハウスのつくりかた』監督)

 ★ひとりの女性の生き方  松原惇子

 この映画は、がん患者の闘病記ではない。容子さんというひとりの女性の生き方を追ったものだ。だから、観ている誰もが、自分の生き方を問われるにちがいな い。自分の命を人任せにしないで、納得するまで調べ、自分としっかりと向き合う容子さんの姿はすがすがしい。日本にもこんなに素敵な女性がいたの?と、うれしい驚きがある。自立した女性とは、まさに容子さんのことだ。治療の選択だけでなく、生き方の選択を学べる、明日からあなたの生き方が変わる作品であ る。(ノンフィクション作家)

 ★自立した人間のドキュメント  志真秀弘

 容子さんの「自分が自分の病気の主人公になる」というのは、至言だ。病気についてだけではなく、人生全般にさえあてはまると思う。彼女のこの自立への志向があって、はじめて多くの友情が生まれ、彼女の闘病生活は支えられた。ラスト近く「早春賦」の朗々たる歌声が流れていく場面は、そうした友情のありかと力強さを物語って余りある。作品は闘病記録の枠組みをこえて、人間の生き方を問う、そして、友情は(さらにいえば連帯の感情は)どのように生まれるかのドキュ メントでもある。(編集者)


Created by staff01. Last modified on 2013-06-04 13:12:31 Copyright: Default

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