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LNJ Logo 渡部通信〜「日の丸・君が代」強制の行き着く先
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News Item 0429watabe
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 ・「都教委包囲首都圏ネットワーク」
  ・「新芽(germinal)ML」
  の渡部です。

昨日(4月28日)、
戦後初めて、「主権回復式典」なるものが政府主催で開かれた。
サンフランシスコ講和条約発効(1952年)から61年目を迎えてである。
この講和条約により占領が終わったからだという。
しかし、同時に旧日米安保条約が結ばれ(1951年)、
アメリカ軍の駐留(占領)が現在まで継続することになったのである。
「主権回復」などというものでは決してない。

沖縄では昨日「屈辱の日沖縄大会」(1万人)が開かれ怒りの声が上げられた。
本来なら日本全体が「屈辱の日」として怒りの声を上げなければならなかった。
有史以来、外国の軍隊がこれほど長期間に渡って、
日本に居座ったことなどないのである。
(「どこに主権があるというのか!」と言って右翼が騒いでもおかしくない。)

ところで、昨日の式典の際に次のようなことが起こった。

式典に出席していた天皇、皇后が終了後に退場する際、
「天皇陛下万歳」が唱和され、
演壇の安倍首相ら三権の長はそろって両手を上げ、
声を合わせたのである。

これは明らかに「国民主権」を公然と踏みにじる行為である。

戦前、財閥・軍閥に結びついていた支配勢力は、
戦後一貫して支配の立て直しを図り、
「日の丸・君が代」の強制を通して、
日本社会の戦前回帰に力を入れてきた。
それがついに、第二次安倍政権に至り
「天皇主権」を公然と表現するにまでになったのである。

戦後一貫して進められてきた「日の丸・君が代」の強制は、
単に個々人の思想・良心の自由を侵害するだけのものではなく、
戦後日本社会の性格を旧制度に戻す(戦前回帰)手段として
目論まれていたと考えることができるのではないだろうか。

イギリスでもフランスでも革命後、王政復古はあった。
しかし、イギリスでは名誉革命(1688年)で、
フランスでは二月革命(1848年)でいずれも再び打倒された。
日本では敗戦と戦後改革により天皇制は弱体化し、国民主権となった。
しかし、今また天皇制が息を吹き返し「王政復古」が起きようとしている。

「日の丸・君が代」強制の行き着く先である。

「歴史は繰り返す」、ということだろう。
それならば、また新たな社会変革が起きてこよう。
その芽は、この間の粘り強い「日の丸・君が代」強制反対闘争や
一般ピープルの様々な闘いの中に確かに息づいていると言えよう。

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<「再発防止研修」抗議・支援集会>

 5月8日(水)東京都教職員研修センター前
        (JR水道橋東口、地下鉄水道橋 都立工芸高校隣)
     8時20分 集合・行動開始
     8時35分弁護団申し入れ
     8時50分該当者(受講者)入場、激励行動
     12時30分頃(予定) 研修終了後、該当者激励行動 
           *呼びかけ:被処分者の会

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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/

「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ

http://homepage3.nifty.com/hinokimi

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