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シリーズ「解雇理由」2012年8月分

みなさんへ 
シリーズ「解雇理由」です。

2012年8月中にNPO法人労働相談センターと全国一般東京東部労組に寄せられ
たメール相談の「解雇・退職勧奨・退職強要」事例からまとめました。

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シリーズ「解雇理由」2012年8月分
(「解雇・退職勧奨・退職強要」のメール相談事例のまとめ)
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2012年10月9日

1、新卒、介護施設の事務員。中々仕事を覚えられず、「知的障害者と一緒やな」
「もともと君を採用する気はなかったんだ」と言われ続け、あげく、「退職届に
『一身上の都合』と記載しないと次の勤め先から問い合わせが来たら、全然ダメ
だったと伝えるぞ」と脅され、サインしてしまった。不当な退職強要、解雇に当
たらないのか。

2、美容クリニック。院長の職場でのパワハラ・モラハラがひどく、院長夫人か
ら「院長のパワハラなど知っていることを全部報告して欲しい。万が一クビになっ
ても、次の勤めが決まるまで賃金は補償するから安心して」と言われ、知ってい
ることを全部話したところ、院長が怒り「もう来なくていい」と解雇された。と
ころが院長夫人は約束を守ってくれない。

3、新卒。与えられた仕事を一つ一つこなしてきた。ひとりの性格の悪い上司が
いじめてきて、ひたすら人の悪口を言いふらす。とうとう入社2ヵ月半で退職勧
奨をしてきた。拒否すると「試用期間3ヵ月を6ヵ月にする」と一方的に告げて
きた。その間に何か理由を見つけて解雇にするつもりなのでしょう。典型的な新
卒切りです。こんな事が許させるのか。

4、転職して半年の会社。過酷な仕事で仕事のミスも続き、会社に損害を与えた
からと残業代も貰えなくなった。毎日睡眠4時間と日々の叱責で心身ともにボロ
ボロになり精神病院に行った。上司は、以前から「病気の奴は辞めてもらう」と
言っているので病気のことは怖くて伝えられない。

5、勤続5年。突然社長から「明日から来なくていい」といきなり言われた。理
由は経営赤字の人員削減の必要とのこと。結婚したばかりで生活ができないので
「無理なものは無理です」と断りましたが、「取りあえず一ヶ月分の賃金はだす
から」「まじめに辞めてくれ」としか返ってこない。「解雇になると再就職に不
利になるぞ」と脅され、無理矢理退職届に印を押してしまった。「せめて会社都
合にして欲しい」と頼んでこれは実現したが、有給休暇の買い取りも消化も認め
てくれない。

6、ぜひにと請われて前職の引き留めを振り切って管理職として転職した先の会
社。全く経験のない仕事を任された。採用されてわずか2ヵ月で「相応しくない。
次の就職先を探すために試用期間を9月までとしたい。その時点で勤務終了」と
言われた。「了解できない」と答えたが・・・。

7、ハローワークにて、本社は日本にある会社の勤務地は中国の工場ということ
で採用された。中国に行く準備もあるので赴任日を一週間延ばしてもらえないか
と連絡をいれたとたん「あなたは当社になじまないので採用は取り消します」と
連絡が入った。

8、正社員。病気で手術を経て療養のため休業した。会社から「パートへの降格」
が告げられた。パートになると月14日あるかないかの出勤日しかなく、日当も
大幅に減額となる。到底これでは生活ができないので、退職せざるを得なかった。
事実上の解雇ではないか。

9、在日外国大使館で10年以上ドライバーとして勤務。住宅も大使館の住宅地
に長年住んでいた。突然、大使館の大使から「国の意向で国民を積極的に雇うこ
とにしたから辞めてもらう。住宅も出て行ってもらう」と言われた。長年尽くし
てきて、こんな仕打ちは許されるのか。退職金も一部しかでない。


当該ブログ「労働相談センター・スタッフ日記」(写真も)
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/3a01b82be4b84b90a257e7ec50137286

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