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福島朝鮮学校に最大限の支援を!ク・ヨンテ校長に聞く

5月に新潟朝鮮学校への半月保養を行った(その間に、合同の運動会を新潟で実施)福島朝鮮初中級学校を訪ね、ク・ヨンテ校長(写真)に話を聞いた。

福島朝鮮学校は、今年創立41周年。震災後は保護者と教職員が運営を協議し、昨年は5月から12月まで長期の学校疎開を実行した。また、当初行政から助成対象から除外とされていた「除染」については、粘り強い対県、対市交渉を積み重ね、除染のための費用の助成を獲得した。そして現在も屋外体育は行わないなど、子どもたちへの放射線対策の努力を続けている。

福島朝鮮学校でも他の県内の公立学校と同様、避難による生徒数の減少傾向が続いている。しかし、公立と違うのは生徒数の減少が学校の運営基盤に直結することから、福島朝鮮学校は、「今、きわめて厳しい状況にある」(ク・ヨンテ校長)のだ。

福島朝鮮学校に限らず全国の朝鮮学校には、これまで差別、バッシングが続けられてきた。特に高校無償化については未だに対象外とされており、朝鮮高校通学生徒の家庭は大きな経済負担を強いられている。その中にあっても福島朝鮮初中級学校では、福島県内のどの公立学校も行わなかった「学校疎開」を実行に移し、子どもたちへの最大限の放射線対策を実行してきた。この取り組みに学ぶべきは、高校無償化から朝鮮学校を排除してきた文科省である。子どもたちを大切にしているのは誰か、それが震災後はっきりしたといえる。(湯本雅典 取材2012年6月29日)

動画(YouTube・ユニオンチューブチャンネル


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