取材報告(湯本雅典)〜郡山市が「屋外3時間ルール」撤廃 | |||||||
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郡山市、「屋外3時間ルール」撤廃 これは、子どもたちの命に関わる問題だ!郡山市は、これまで独自に市立学校の屋外活動を3時間以内におさえるというルールを実践してきた。しかし今年度からこのルールを撤廃する旨を先月発表した。 この発表について、保護者への通知が3月終業式当日出会ったこと、3月には郡山市議会が開かれていたにもかかわらず市議会閉会後に発表されたこと、また記者会見も行われたなかったことから不満や不安が保護者、学校現場から沸き起こっている。 市教委は、「3時間ルール撤廃」の理由として「屋外の放射線量が、平均0・2μSv以下になった」からである(市教委発行の「屋外活動制限・3時間ルール解除に関するQ&Aについて」より)としている。しかし校内にはたとえ除染をしたとしても線量が高いホットスポットは存在しており、子どもたちがそこに行かないという保証はどこにもない。また、校門を一歩外に出れば線量はあがり、風の影響で校庭の線量はいくらでも変わる可能性はあるのだ。 この市に動きに対して、福島県教職員組合郡山支部は各学校へのアンケート調査を行なった。回収されたアンケートには「運動会の外での活動時間を増やすよう突然提案された」「この先、放射能から子どもたちを本当に守ることができるのか心配」というような不安の声が書かれていた。 このアンケートをもとに県教組郡山支部は市教委との交渉を行い、「校長が独断で外での活動を増やす旨の発言をしないよう、校長会等の度に確認する」という点を市教委に約束させた。 今後、暑い夏を前に、今年はプールを再開するという市町村が増える動きがあるという。郡山でもこの動きが加速することが懸念される。 また郡山市の小中学校は、周辺の伊達市が教室へのエアコン導入を去年から行なっているのに比して、今だ教室に設置されていないとい劣悪な学習環境の中にある。この3時間ルール撤廃は、「夏は窓を開けろ」といわんばかりの蛮行であり、まさに子どもたちとっては「命の問題」である。(湯本雅典) Created by staff01. Last modified on 2012-05-06 11:34:08 Copyright: Default |