報告 : 「原発いらない 地球(いのち)のつどい」郡山市で開かれる | |||||||
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市民グループが中心となり「原発いらない 地球(いのち)のつどい」が3月10日( 土)から11日(日)まで福島県郡山市内で開かれた。私は3.11前日の郡山駅前のビッ グアイ市民プラザでの集会に参加した。 10時半から市民プラザ大会議室で「福島原発事故被害者のいのちと尊厳を守る法制定 を求めて」と題したシンポジウムが開かれて延べ400名以上の市民が参加した。 はじめに日弁連の震災・原発事故対策を担当する秋元弁護士が「原発被害者援護のた めの特別立法制定運動の意義と課題」というテーマで講演をおこない。その後はいわ き市、浪江町、飯館村、二本松市、南相馬市、福島氏大波地区・渡利地区、そして県 外から現状の報告があった。そしてパネルディスカッションとして佐藤和良(いわき 市議)、秋元理匡(弁護士)、石丸小四郎(双葉地方原発反対同盟)、中手聖一(子 どもたちを放射能から守る福島ネットワーク)、宇野朗子(ハイロアクション)の各 氏による議論がおこなわれた。 そして15時半からは「脱原発と民主化への道」というタイトルで鎌田慧さんが講演を おこなった(写真下)。 これ以外にも会場となったビッグアイ市民プラザ7階と郡山労働福祉会館では多様な 催しが開催された。 私は同じ階のビデオ映画を上映している会議室(写真上)で映画を鑑賞した。ここではレイバー・ ビデオ・プロジェクトの『Fukushima, Never Again』 (2012年 57分 アメリカ/ 英語・日本語字幕付き) 、加藤鉄監督の『フクシマからの風』(2012年 100分 7 月に東中野ポレポレ座で公開予定)、島田恵監督の『福島 六ヶ所 未来への伝言( 仮)』(制作中のパイロット版 2012年完成予定)が上映された。 レイバー・ビデオ・プロジェクトのものは、福島原発事故後のさまざまな動きをまと めたもので、放射能汚染を巡るたたかいの現場や問題の重要性が多彩な人物のインタ ビューや映像から浮かびあがってくる。 予告編↓ 加藤監督の作品は、福島の自然のなかで農業を営みながら原発事故と向きあう人々を とらえたもので、豊かな山と緑の風景をたんたんと描いている。 予告編↓
島田監督の作品は、フォトジャーナリストとして六ヶ所村で長年取材し生活してきた 者として原発と再処理工場をむすびつけて、現地のあり方からあらためて現在の日本 社会を問うものとなっている。監督本人のトーク(写真上)があり、映画はまだ未完成で、話を 聞いて参考にしてよりよいものを創っていきたいと語った。そして感想や意見など自 由に交流をおこなった。 公式サイト・予告編↓ これ以外にも、下請け労働者の問題やジェンダーについて、放射能測定、健康相談な ど多彩な集会が開催された。(安齋徹雄) ↓会場の片隅で島田さんのミニ写真展 Created by staff01. Last modified on 2012-03-17 18:19:59 Copyright: Default |