報告:「脱原発かわさき市民」が世界会議でワークショップ | |||||||
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「脱原発世界会議2012」参加報告−脱原発かわさき市民佐藤和之(脱原発かわさき市民) 1月14日−15日、パシフィコ横浜で開催された「脱原発世界会議2012」に、「脱原発かわさき市民」も参加しました。「脱原発かわさき市民」は脱原発をめぐる様々な課題に取組んでいますが、そうした中で、国際連帯の必要性を強く感じてきました。川崎市には在日外国人が多く住み、また臨海部には原発輸出につながる東芝実験用原子炉があるからです。 そこで、「原発体制を問うキリスト者ネット」(CNFE)が設置した、日韓蒙ブースの一部をお借りして、活動内容を紹介した展示やチラシ配布、そして数種類の署名集めを実施。さらに、「東アジアの脱原発」などのシンポに参加するだけではなく、ブース前のスペースでも様々なワークショップを開きました。 なかでも、市場淳子さん(写真中央・韓国の原爆被害者を救援する市民の会)を招いた「在韓被爆者と日韓請求権協定と核エネルギー」(CNFEとの共催)は、外国からの参加者も多く好評でした。有意義な場を提供してくれた、「脱原発世界会議」の主催者・関係者の皆様に、心から感謝します。 最後に、参加者の感想を紹介します。 15日の「在韓被爆者と日韓請求権協定と核エネルギー」に参加しました。在韓被爆者が今でもほとんど補償を受けることが出来ない現実を知り、まず何よりもショックです。日本に強制的に滞在させら れて被曝したのに、日本人被爆者と同じ補償すら受けられないのは、きっと二重の苦しみでしょう。にもかかわらず、在韓被爆者の方々は、フクシマの被災者の苦しみを受けとめて、「ハプチョン非核・平和大会」を呼びかけているそうです。深く考えさせられました。 金チャンス先生(韓国歴史教師の会)は、ヒロシマ・ナガサキを「侵略したから当然だ」という韓国の子どもに対し、「米国による原爆投下は必要なかった」ことを教えているそうです。「日本人への憎 しみしか残らない指導は誤っている」、とも言っていました。同時に、「登戸研究所資料館を見学したが、加害の歴史を保存しているのは素晴らしい」、との感想をもったようです〔注:これらは1・13 日韓市民運動交流会での発言〕。 私は、言葉を失いました。「つくる会」教科書採択を阻止する川崎集会では〔注:1・14川崎教科書採択報告会〕、韓国領事館や民族団体との連携が議論になりましたが、その通りだと思います。歴史を 反省すること無くては、世界から(原爆投下や原発事故による)ヒバクシャを無くすことは出来ないと思います。 以上 Created by staff01. Last modified on 2012-01-16 08:41:08 Copyright: Default |