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情報提供:Esaman
http://www.janjanblog.com/archives/49415
津島市のネパール人夫妻監禁。笹日労が奪還。警察・入管もグル?!
2011年 9月 6日 23:55Esaman

ネパール人のコックさん夫婦を、
携帯、パスポート、外国人登録証を取り上げて働かせ、
支払われた賃金は半年で4万円。
これではやっていけないと、コックさん夫妻が文句を言うと、今度は水もトイレもない場所に監禁。
監禁場所から逃げ出したコックさん夫妻が労働組合に駆け込み、
警察と一緒に荷物を取り返しに行ったところ、警察が労働組合の人達を追い返し、コックさん夫妻を
経営者に引渡し、再び監禁される。

このような「はたして日本の出来事か」と疑いたくなる事件が、愛知県の津島市で発生しました。


8/30、やっとでコックさん夫妻の監禁されていることを認め、監禁現場のレストラン「霞」の前で阻
止線を張る警察。レストラン霞は、経営主の自宅と同じ敷地にある。
二人が監禁されていた「倉庫」は、右の警官の頭の上あたりにあった。(笹日労提供)
今回の事件で、1ヶ月以上監禁されていたネパール人コックさん夫妻が働いていたのは、
愛知県津島市にある「霞(かすみ)」というレストラン。

まず単身で旦那さんが日本にやってきて、
2010年の7月から働いていましたが、20万という約束でも実際には5〜6万円。
2011年には、1月〜7月の間で4万円しは支払われていませんでした。
働きはじめると同時にパスポートーと外国人登録証を取り上げられました。
奥さんを呼び寄せると、携帯電話も取り上げられます。

あまりに条件がひどいので抗議して、やめようと荷物を整理していると、経営者は警察に通報。
警官がやってくると、コックさん夫妻を荷物を外においたまま寮(レストランと同じ敷地にある)に押
し込んで外からカギをかけ監禁します。
そのときにやってきた警察官はなにもせず帰ったそうです。(7/25か26頃)

その後、経営者に警察に連れて行かれて、警察官に
「パスポートはどこだ」と聞かれて「経営者が持っている」と答えたところ、経営者は否定。
逆に「包丁で脅された。現金とナンを盗まれた」などと言い出し、そのままとなります。

入管では「10年のコック経験がない」という日本語の(嘘の)セリフを言わされて、強制退去の手続き
を取らされます(8/8)。

コックさん夫妻はそのあとも監禁され続けますが、レストランで働いているほかのネパール人になん
とか連絡をつけ(8/20頃)、
同僚のネパール人は、外国人労働者問題に強い、笹島日雇労働組合(笹日労)に相談。
警察官とともに監禁レストランにやってきます(8/23)。

監禁されている寮から「助けてくれ」という声がしているのに、警察官は経営者の話だけを聞いて退
散。
笹日労のメンバーも帰させます。
津島警察は「監禁ではない。本人達に問題があるから仕方がない。私もあのレストランでコックに会
ったことがある」などと説明したそうです。


笹日労とあるすの会が出した、コックさん夫妻監禁を放置している津島警察にたいする抗議文。
その夜、コックさん夫妻は別の場所にあるマンションの11階に移されて監禁されますが、窓を伝って
脱出。
笹日労に駆け込みます(8/24)。

笹日労のメンバーとコックさん達が入管と警察に抗議をし、パスポートなどの荷物を取り返すために
、
警官を伴って監禁レストランに押しかけたところ(8/29)、
なんと警察官は「二人を連れて帰ると違法行為になる」などと言い出し、再び笹日労のメンバーを帰
させます。

コックさん夫妻は再び監禁され、今度は住居ですらない倉庫に、オマルと共に押し込まれます。
笹日労のメンバー30名が抗議と救出のために監禁レストランを包囲。
警察や市会議員もやってきて、笹日労を追い返そうとしますが、ネパール語に呼びかけに答えて、
倉庫の中からハンカチを振っている様子が見えて、やっとで警察は警戒線を張って突入。
やっとで二人は開放された(8/30)そうです。

なんとも信じられない話ですが、本当の事件です。
後日、詳細を報告します。


Created by staff01. Last modified on 2011-09-07 09:29:35 Copyright: Default

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