「君が代」いらん！大阪京橋で署名活動

8月27日、「君が代」いらん全国集会実行委員会のよびかけで、十数名が大阪京橋での署名活動を行った。

京橋は、京阪電車とＪＲの乗り換え地点で人通り多く、急ぎ足の人も多かったが、それでも足を止め、署名を通してのミニミニ討論会がいたるところで見られた。街頭署名の醍醐味とはこのことだ。おりしも、22日には大阪維新の会が「教育基本条例」「職員基本条例」概要をマスコミに公表し、それに対して、26日には大阪府教育長が、「条例が施行されれば、大阪の教育は大混乱に陥る」と記者会見で批判したばかりだ。

マスコミは「橋下人気」を相変わらず伝えているが、なかなかどうして、京橋界隈の人はそうでもなさそうだ。ビラの受け取り・署名に立ち止まる人も多く、中には、横断幕を見てか、「橋下がだんだん本性をあらわしてきたな」とわざわざ署名に来てくれる人もいた。「橋下さん、すきやったけど、ちょっとやりすぎやで」「あれはあかんは。俺は最初からそう思とったけどな」などなどなど。どうやら大阪の人も橋下のハシストぶりを皮膚感覚で感じているように見受けられた。

それと、これまでの街頭署名と同じようにやはり若い人で署名をしてくれる人が多かった。「僕の友人も卒業式のとき、「君が代」はすわった。がんばってください」とエールを送ってくれる若者もいた。

条例案が通れば大阪の教育はめちゃくちゃになる。そしてそれが全国に広がっていけば…。いても立ってもいられなくて署名活動に参加したが、署名を通して多くの方々と話ができてよかった。

橋下さんのいつものやり方、11月のダブル選に向けて、公務員と教員をたたけば勝てると、条例案アドバルーンをあげたのだろうけれど、大阪人はそれほどアホではない。教員・公務員と民間労働者・市民を対立させようとする構図は京橋では通用しないことを身をもって知ることができた。

しかし、その一方でまだまだ条例案の内容が知られていないことも感じた。9月3日は大阪京阪電車枚方市駅周辺での街頭署名活動を予定している。そこでは条例案のなかみを是非とも紹介し、多くの人と大阪の教育について語り合いたいと思っている。

なお、今回は写真を撮ることをすっかり忘れていたので、代わりに「ザザ」を紹介しておこう。ザザとは座座、つまり「君が代」不起立ということ。大阪いや、全国には、これまでも、そしてこれからも、卒業式や入学式で「国家」のシンボル「国歌」を歌うことを子どもたちに強制することに対して異議申し立てを行う「不起立」教員ザザはい続けるだろう。（ＺＡＺＡ＠バルバラ）