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LNJ Logo レイバーネットTV感想〜マスコミが伝えなかったJAL問題の真実
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News Item 0123kanso
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*レイバーネットMLから

Hです。二十日のレイバーネットテレビの感想です。

第六回目の放送にして、はじめて視聴しました。ツイッターで、スタジオ内外を通した
やりとりができてしまうことに感動したのは言うまでもありませんが、
事前に番組の内容がアナウンスされていたのも良かったです。今回のテーマであるJA
Lのキャビンクルーの大量解雇のことは、レイバーネットのメーリスで目にしていたお
かげで、はじめてテレビ、新聞等の一般報道にも関心が向くようになった・・という感
じでした。

 十九日、提訴当日のテレビ報道のうちのひとつは、稲盛会長インタビュー。「JAL
は高い」と言われることに対して、いかにしていいサービスを提供しようとしてきたか
を得々と語っていました。いわく「儲けることに違和感を持っている、旧来のJALの
体質を変えなければならないと思った」云々。・・

 別の番組では七十二名が解雇された後に残された客室乗務員が出ていて、仕事の負担
が増えたこと。客室内のことに関してはプロでも、客室外のことまでやらされるように
なり混乱している様子が映っていました。

 テレビを見る限りでは「経営難なんだからやむなしだよな〜」で終わってしまうかも
しれません。そうした報道の翌日にレイバーテレビを見て、伝わっていない事実を知り
ました。

 実際には収益を上げていて経営は黒字になっているのに、「経営難」を理由に解雇す
るのはおかしいということ。そして稲盛会長は「話し合う」といいながら、一度も交渉
に応じたことはないこと。働く人たちの声に耳をふさぎ、稲盛色に染まらない社員を一
方的に追い出そうとしているように思えてなりません。

 それに対して三人のキャビンクルーユニオンの話からは、会社側に対する告発ととも
に、なんとかして会社をよりよいものに変えていきたいという思いが伝わってきました
。なにより、彼女たちはここで働きたいのであって、長年勤めた会社を被告として争い
たいわけではないのだ、と。

「正社員であっても突然解雇される。こんな不安を抱えて乗務するというのでは、安全
に支障が出かねない」というのは、まったくその通り。今回脚光をあびた鶴丸のロゴの
復活も、「二度と御巣鷹山を繰り返してはならない」と思っているユニオンのひとたち
にとって時期尚早に思えたことでしょう。また、出社したくても自宅待機するしかなか
った、この三ヶ月間の屈辱感・・誠実に働きたいと思ってもその機会を奪われてしまう
、今の日本の雇用状況を象徴していると思います。
 それにしても、使命感と誇りにみちた三人の姿でした。ありったけの声援を送りたい
気持ちをとめることができませんでした。

 「職場の仲間と気持ちをひとつにして闘ってきた。それは、今後の会社の再建にも生
かせるはずだ」というユニオンの人たちを敵に回して、会社側は一体どうするつもりな
のだろう・・。マスコミ相手でなく、もしも交渉が成立していたら彼女たちを前に、稲
盛会長は何を語れただろう・・ 
 これからも注目していきたいと思います。

*アーカイブ視聴 http://www.ustream.tv/recorded/12129482

Created by staff01. Last modified on 2011-01-23 11:31:09 Copyright: Default

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