沖縄に基地はいらない!新宿アルタ前を解放区にしよう〜『アルタ前大学』開催!
★8月27日は18時からは「沖縄に基地はいらない!日米安保もいらない!新宿ど真ん中デモ」です。
ブログ:http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/ twitter:
http://twitter.com/domannakademo
7月31日、新宿通りが「エイサー祭り」の人手でごった返す中、「アルタ前大学vol.1」を開催しました。
5月末の「日米共同声明」は、普天間基地を同じ沖縄の辺野古に押し付ける最悪の選択でした。
しかし首相の辞任などで、あたかも「後は沖縄がどう引き受けるかである」と「本土」の私たちの
問題から切り離されてしまい、マスコミも報道を一気に減らしてしまった。
こんなメチャクチャなサギはありえない。民主主義のカケラもない。
そこで私たちは、「本土」の無関心さのある種の象徴である新宿アルタ前広場を選んで
デモと街頭宣伝を重ね、そこでティーチインをやる「アルタ前大学」に行きつきました。
なぜ「象徴」か? それは、日米安保の負担を沖縄への基地押しつけで担うことで、
「本土」の私たちは経済発展を果たし、今や高層ビル群や消費社会に囲まれているからです。
その足元から変えていきたい、道行く人々に、私たちが沖縄に対する「加害者」になっている
ことを呼び掛けなければいけない。
――「エイサー祭りを楽しむだけでなく、基地の現実こそ一緒に見つめてくれ」――
17時半に集合し、情宣&署名集めを開始。 様々な人が受け取ってくれ、実家が
いまは米軍基地の中にあることなど話しかけてくれた沖縄の人など新しい出会いもあった。
もと自衛官との口論もあった。 チラシは700枚以上配れて、署名は80人集まった。
いつも荷物の持ち運びは少人数で大変なのだが、今回はプラカードを少し減らし、その分
2枚の横断幕を道路に広げる。この4ヶ月間使い続けてきた「沖縄を踏みにじるな!
基地はいらない、どこにも」と、「普天間基地は今すぐ閉鎖!日米安保はいらない!」。
そして何より青とピンクの巨大ジュゴン風船を置くと目立つ。そして「アルタ前大学」
「8/27 新宿ど真ん中デモ開催!」という立て看板を作って置いた。どこまで見てくれて
いるだろうか?
そして18時半、「アルタ前大学」スタート。講師は一橋大の鵜飼哲さん(写真上)、内容は「これまでの
沖縄をめぐる社会運動の歴史を振り返り、今を考える」。資本という「力」でCMを垂れ流す
アルタの巨大ビジョンの真下に、イス一つと後は地べたに座ってみんなで話を聞く場が出現。
場所もちょうど喫煙スペースの前で、人が話を聞きやすい場所を選んだ。周りの人に聞いて
もらいながら、話しあう場をつくる、という目標は達成できたと思います。
鵜飼さんの話の後の全員でのフリートークは何と10時過ぎまで続き、途中から飲み物とお菓子も
入って交流会になっていった。すると通行人からも参加者が増えて行く。
スピーカー、参加者、遠巻きに見ている人、通行人、という3層、4層の関係の中で、
それぞれを「つなぐ」、「ひきこむ」工夫がもう少し必要だと思いました。多くの人が「沖縄」を
あまり知らない中で、ついつい話が途中からうちわだけの運動論ばかりになってしまった面も
あるので、そこは反省が必要。またトピックの選び方やつなげ方が大切。
今後は途中からでも何を話しているかがわかる工夫をしたいと思う。そして告知はやればやるほど、
やっぱり響くことがわかった(twitterやblogで知って来た人もいた)
次回は8月7日17時半から新宿アルタ前広場で、「沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック」の
上原成信さんをお呼びして「東京に住むウチナンチュ(沖縄人)との対話」のテーマでやります。
沖縄人、「本土」の人々、日本政府、アメリカ政府、そして「東京に住むウチナンチュ」――
それぞれの立場ごとに、問題への多層的な関わり方があることを明らかにしたい。
そして今回、8/27のデモで初めて「日米安保もいらない!」を私たちは掲げた。
それをデモや街宣で外に向けて伝わる表現・ロジック・感情で伝え、 「安保はいらない」に
奥行きをもたせる表現やストーリーを、作っていきたいと思う。
ぜひご参加を、一緒に話し合い、行動をつくりましょう!
園良太 (「沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会」)
次回のお知らせです。
★転送・転載大歓迎★
■■「沖縄を踏みにじるな!」「問題は終わっていないぞ!」街頭宣伝のお知らせ■■
〈 沖縄を踏みにじるな!問題は終わっていないぞ!街頭宣伝アピール 〉
*新宿駅東口・アルタ前広場で、街頭宣伝アピールを行います。
アピール後、ゲストスピーカーを招いてのティーチイン的交流会もあり。
■第1回 7月31日(土)17:30〜
ゲストスピーカー: 鵜飼哲さん
「これまでの沖縄をめぐる社会運動の歴史をふりかえり、今を考える」
(1955年生まれ。沖縄、パレスチナ問題からフランス現代思想まで、
幅広く考え、行動する知識人。著書に『抵抗への招待』、『応答する力』他多数)
■第2回 8月7日(土)17:30〜
ゲストスピーカー: 上原成信さん
「東京に住むウチナンチュ(沖縄人)との対話」
(1927年沖縄県那覇市生まれ。東京沖縄県人会や沖縄・一坪反戦地主会
関東ブロックの結成に参加するなど、東京在住ウチナンチュとして活動を
「続ける。著書に『那覇軍港に沈んだふるさと』。)
■8月27日(金)夜
「沖縄に基地はいらない!日米安保もいらない!新宿ど真ん中デモ」
連絡先:
沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会
http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/ no.base.okinawa@gmail.com
090−5344−8373
★★ ★★ ★★
「沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会」は、沖縄県内への
普天間基地の「移設」(実はそれは新設と言えるものです)に反対し、
無条件返還を求め、デモや抗議行動を行ってきました。
鳩山政権の普天間米軍基地をめぐる混乱を通じて、「米軍基地をこの
まま沖縄に押しつけていいのか?」、「何か間違っているのではないか?」、
「抑止力ってなんかうさんくさい…」、などなど、本来問われるべき疑問を
ようやく問う声や思いが広がっていったように思います。私たちがつくって
きたデモや抗議行動にも、多様でとても多くの人々が集まりました。
しかし、5月末の沖縄・辺野古沖への「移設」決定、鳩山退陣、菅政権の
誕生という流れの中で、沖縄と米軍基地をめぐる報道はほとんどなくなり、
沖縄のことを考えていた人々はそれを忘れようとしているのではない
でしょうか。
問題はまったく終わっていません。
沖縄に軍事基地を押し付け続けている日米両政府、そして私たち。
自らの内に芽生え、広がっていった疑問、思い、声を、もう一度持ち寄って、
語りあい、それらをそれぞれのやり方で「次」につなげていく「場」が、今、
必要なのではないでしょうか。
そのような問題意識から、8月27日(金)夜、「沖縄に基地はいらない!
日米安保もいらない!新宿ど真ん中デモ」を行います。
http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/20100722
デモに向けて、7/31(土)と8/7(土)の夜、街頭に立ち、「沖縄を踏みにじるな!」、
「問題はまだ終わっていない!」をアピールしたいと思います。また、街頭アピール
後に、ゲストスピーカーを交えての、ティーチイン的な交流会もある予定。
今、こそ、皆さんと共に考えたい、行動を起こしたい。
ぜひ、ご参加下さい。
まず自分自身にたいして異議を申し立てよ.
D’abord contestez-vous vous-même.
―――パリ1968年5月革命、路上の言葉
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