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JR不採用問題とは何だったのか〜「人らしく生きよう−国労冬物語」緊急上映

6月28日に最高裁の場で和解の調印が行われ、四半世紀に亘ったJR不採用事件
(1047名国鉄労働者解雇問題)が終結する。そんな折、21日に東京・渋谷アッ
プリンクで「人らしく生きよう−国労冬物語」(ビデオプレス制作)が上映され
る。「人らしく生きよう」は、2001年から2002年にかけて全国300ヶ所・海外
5ヶ所で上映され、「リストラ時代に勇気と希望」と大きな反響があった。それ
は、国鉄闘争の意味を世の中に拡げた作品で、2000年の四党合意で終わりかけ
た「闘争再生」に大きな役割を果たした。

国労本部の一方的闘争終結に対して、「私たちの人生を勝手に決めないで下さい」
と訴えた家族会・藤保美年子さんの演説シーンや演壇占拠場面(写真)は歴史的
映像となった。その後、国労本部から処分を受けながらも闘争継続した300人が、
鉄建公団訴訟で解決の道を開き、今回の「政治和解」に繋がったわけだ。

この事件は過去の問題ではない。中曽根が推進した1987年の「国鉄分割・民営化」
は、いまの格差社会につながる新自由主義政策の原点でもあった。作品の主人公の
一人、留萌闘争団の大谷英貴さんはその後、病いで倒れ50歳で解決みることなく、
亡くなった。もう一人の主人公・闘争団最長老の佐久間忠夫さんはいまも活躍して
おり、21日の上映会にゲストとして参加する。政治和解後も「JR雇用要請問題」
「横浜人活訴訟などの継続裁判」等が残っている。いま改めて映画とトーク
を通して、JR不採用問題を一緒に考えてみたい。なお、アップリンクの上映会は、
「痛快!ドキュメンタリー」として、「フツーの仕事がしたい」を同時上映する。
ぜひ、参加を呼びかけたい。(ビデオプレス 松原明)

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●痛快!ドキュメンタリーvol.1
『フツーの仕事がしたい』×『人らしく生きよう〜国労冬物語』


日時:6/21(月)18:30開場/19:00開演
    『人らしく』『フツーの仕事』の順に上映
場所 : アップリンク(東京・渋谷)
料金:一律 ¥2,000(1ドリンク付き)

四半世紀にも及ぶ、国鉄分割・民営化に 伴うJR不採用問題。解決へ向けて運
動を鼓舞し続けた名作『人らしく生きよう〜国労冬物語』と、月約550時間を超
える労働を 強いられた、トラック運転手を追った『フツーの仕事がしたい』を
一挙上映。終了後両監督によるトークショーあり。

↓詳細(アップリンク)
http://www.uplink.co.jp/factory/log/003599.php

↓「人らしく生きよう」HP
http://vpress.la.coocan.jp/hito.html

★問い合わせ ビデオプレス TEL03-3530-8588 mgg01231@nifty.ne.jp

ーー●「人らしく生きよう」大学生の感想(2010年3月に鑑賞)ーーー

「人らしく生きよう」が上映されるとのこと、嬉しいです。
私ももう一度観たいぐらいです。上映会の盛況を祈念いたします。
私が生まれた24年前から始まっていたJR不採用問題のたたかい。
気の遠くなるような時間を、国労の皆さんはどんな気持ちで過ごし
てきただろう?「人らしく生きよう―国労冬物語―」を観て、知り・
考えることができました。

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Created by staff01. Last modified on 2010-06-19 16:04:16 Copyright: Default

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