「団結の力でこの解決」 いすゞ非正規労働者解雇反対闘争報告会を開く | |||||||
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4月18日夜、神奈川県の藤沢産業センターに約100名の当該支援者が集まり、「いすゞ非正規労働者解雇反対闘争報告会」(全造船機械労働組合いすゞ自動車分会と湘南ユニオンが主催)が開かれた。組合に結集した33名の期間従業員と派遣従業員は解雇を撤回できなかったが、会社が途中解雇を撤回し、希望退職の形で解決した。この間の大企業の派遣切り争議で当該組合が解雇に反対する唯一の闘争であった。全造船関東地協の団結と神奈川や首都圏の労働組合支援によって解決したことを参加者全体が喜びあった。会の最後にあいさつした当該の労働者たちは口々に「自分一人では何もできなかったが、団結の力でこの解決にこぎつけることができた」と話した。 ↑ 当該労働者があいさつ 昨年11月にいすゞ自動車が期間従業員と派遣従業員1400名全員の解雇を発表に対して、契約期間の途中解雇という前代未聞の無茶ないすゞのやり方に怒った労働者は、12名の期間従業員がいすゞ分会に、21名の派遣労働者が湘南ユニオンに結集し、合同して工場前ビラ配布、団体交渉、いすゞ本社抗議行動、東京総行動、決起集会などを闘ってきた。 二労組は上部団体である全造船機械関東地協の全面的な支援を受けて、約4ヶ月にわたりいすゞ自動車・各派遣会社と厳しい闘いを展開してきた。その結果、いすゞ自動車が期間従業員に対し「12月26日の契約解除通告を撤回」し、合意退職者を募集することとなり、全員解雇が事実上撤回され、いわゆる希望退職募集、契約残余期間の85%補償となった。さらに派遣従業員の契約残余期間の補償を求めて、いすゞ自動車及び派遣各社と繰り返し交渉を行い、一定の合意に達した。(派遣1社はまだ終了していない)現在約6割の人が何らかの仕事を確保できたが、雇用情勢はさらに悪化している。 ↑ いすゞ分会と当該労働者で「涙そうそう」の替え歌を披露した 配った総括文で組合は以下のように結んでいる。「この闘いは勝ち取った条件はわずかでも、組合に結集することの重要性の理解と、忘れかけていた非正規労働者に対する雇用制度の矛盾の認識を呼び戻すことができたとすれば、それが最大の成果と考えます」(4月18日)。 写真と文・高幣真公 全造船関東地協・いすゞ自動車分会・湘南ユニオン TEL 045-575-1948,FAX 045-481-5055,0463-34-8981 rikichan@w9.dion.ne.jp Created by takaheims. Last modified on 2009-04-19 15:36:37 Copyright: Default |