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「2009アジア労働メディア」参加報告 レイバーネット韓国(ノドンネット)が主催する「2009アジア労働メディア」が4月27日から4月30日まで、ソウル市で開催され、日本から安田幸弘さん(レイバーネット共同代表)と細谷修平さん(メディア活動家)とともに参加した。会議には日本のほかバングラデシュ、フィリピン、タイ、オーストラリアの5カ国とネパール、インドネシア、スリランカの3カ国の韓国で働く労働者が参加した。会議の目的は労働運動におけるインターネット活用およびWEB管理の技術研修とレイバーネット・アジア強化のための会議であった。すでに知られていることだが、韓国の労働運動や民主運動においてIT活用とメディア活動が盛んで、技術レベルも高い。この技術をアジアの労働運動に広げ、労働運動の国際連帯のために生かすことが主な目標であった。 3日間の会議の内、最初の2日間はインターネットを中心とするIT技術の研修であった。ノドンネットの活動家がホームページ作成の基礎から、少し高度な技術まで2日間びっちりと指導した。短い時間だから到底全部マスターできるわけではないが、さまざまな技術を実際に体験するだけでも有意義であった。とりわけ重視されたのはさまざまなイベントのライブ中継(ストリーミング)技術であった。教室でビデオカメラをパソコンと接続して、会議を中継する実地訓練も行った。私には画像の圧縮技術やサーバーとの接続など一度聞いたくらいではとても理解できなかった。
3日目(30日)はアジア・メディア国際会議で、各国の労働運動とWEB状況が報告され、レイバーネット・アジアをどのように強化していくか討論した。各国の報告は経済恐慌によって労働者が厳しい攻撃に直面していることが共通した。次に、今回ノドンネットから発表されたレイバーネット・アジアの新しいホームページについて議論したが、まだ稼働していないために参加者から意見はあまり出なかった。私は現在のレイバーネット・アジアに日本以外からほとんど記事を掲載していないなど問題点をいくつか提起した。ノドンネットのスタッフから指摘を真剣に検討したいと回答された。また、韓国側からレイバーネット・アジアの新しいサイトを韓国のほか複数のWEBマスターで共同管理したいと提案され、協議の結果、オーストラリアとフィリピンと日本が管理に参加することを確認した。そのほか、途上国のWEBマスター支援する基金集めに協力を要請された。そして、今回のような国際メディア会議を毎年開催することも提案された。最後に参加者一人ひとりにWEB研修の修了証書が手渡された。 会議などプログラムの感想をさらに書くと、労働者の国際連帯への韓国労働者の意気込みは相当なものだ。ただ、国際連帯のために言語や文化の違いを乗り越えることは容易くないので、今後も多くの課題が立ちはだかるだろうという「重さ」を感じた。WEBやIT技術を運動側が自由に使えることが非常に重要だが、国際連帯をそのような技術問題に重点置いていいのかという疑問も感じた。というのは、レイバーネット・アジアが2006年秋に出発して2年以上経つが、各国からの情報発信がほとんどない問題は、各国で記事を書くことや英語翻訳などやIT技術以前の問題も大きいと想像するからである。しかし、グローバル化の時代に労働者が互いの情報と意見を交換するメディアを獲得する意義は決して小さくない。これを契機に各国のWEBを支援するプログラムを開始することと労働メディア国際会議を毎年開くことも提案された。うまくいけば、情報の分野での交流は大幅に拡大することが期待できる。韓国からは経済的に豊かな日本やオーストラリアに基金協力も要請された。日本で広く提起して、できるだけ協力していきたいと思う。 Created by takaheims and Staff. Last modified on 2009-05-17 00:00:19 Copyright: Default |